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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

キノコシーズンも開幕

2011年06月01日
秋田
 本日より森吉山野生鳥獣センターの今シーズンが始まりました。順調な滑り出しとは行きませんでしたし・・・この先も不安がありますが・・・何はともあれ森吉では今日がお正月のようなもの。前向きに頑張っていきますので今シーズンもよろしくお願い申し上げます。



 はい。今日は各地で「山開き」が行われたり、月の初めで色々と更新することがあったり、私のように今シーズンの開館作業があったりと各地のアクティブレンジャー達が忙しく、長い一日を過ごしたことでしょう。何にしても新しいことが始まるのはワクワクします。
 
 それは自然観察に於いても同じ事。様々な観察対象がある中で、森吉山麓ではキノコシーズンも開幕しています。

 巡視中歩道沿いだけでもたくさんのキノコを見かけますが、今日はその中で最も多く発生していた【コキララタケ】を取り上げました。


 倒木に発生した【コキララタケ】まだ幼さ(?)の残る新鮮なものでした。


 一部が枯死している立木に発生した【コキララタケ】。見上げると上まで点々と小規模な集団が見られました。

 この他にも倒木処理した樹に発生しているものなど随所で観察することが出来ました。この【コキララタケ】って名前覚えやすくないですか?「キララ」って辺りが特に!!ブナ林では多く発生しますので眼にする機会も多いですし、傘の条線というラインが特徴的だし、根元には「菌糸マット」が見られますし・・・観察の対象としては適していると思いますがいかがでしょうか?


 キノコと言えば「秋」のイメージがあるかも知れませんが春にも多くのキノコが発生します。周囲には綺麗な花々があるので眼を向ける方は少ないのかも知れませんがキノコの観察も楽しいですよ~^^。是非皆さんも、花だけではなくキノコも観察してみて下さい。