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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【実施報告】野鳥観察会『大潟草原に集うアオサギや小鳥たち』

2011年05月24日
秋田
 22日の日曜日、大潟草原鳥獣保護区において野鳥観察会を実施しましたので報告します。
 このところ週末の天気予報はイマイチ・・・日曜日の予報も雨が降ると伝えていました。予報通りどんよりはしていたのですが雨は落ちてこず!!今回の観察会は少人数で行いましたが皆さん行いが良いようで^^ホッとしたところです。


 今回の観察会はヨシ原の中を歩いて行いましたので雨は降らずとも雨合羽は必需品です。なので写真に写っている皆さん色とりどりのカッパを着ていますがこれはズボンの汚れ防止と防寒の為です。
 この日は冷たい風が吹き付けていたせいか?小鳥たちの出現頻度が低く、気を揉みました。それでも期待したオオセッカが何度も囀り飛翔を繰り返してくれました。


 <上>サギのコロニーを観察中です。アオサギ、ダイサギ、ゴイサギの三種のサギが営巣しています。アオサギには雛が生まれています。
 <下>ヨシ原囀るコヨシキリを観察中です。背丈を超える枯れヨシが残る中での観察はなかなか難しく・・スコープのピントを合わせるのも一苦労ですが、(財)日本野鳥の会あきたのベテラン講師の方はいとも簡単に小鳥たちに照準を合わせてくれます。


 <上>オオセッカを観察中です。ヨシ原の中に潜るようにして身を隠すオオセッカを脚立を使って探しています。皆さん比較的近くで観察できたようで『幻の鳥』との対面に感激していたようでした。
 <下>観察した野鳥を図鑑で確認したり、一見するとよく似た野鳥の違いなどを図鑑を使って確認します。講師の的確なアドバイスで参加者の皆さんはその後の観察がかなり鋭くなっていたようです!


 この日は湿地状態のヨシ原、西部承水路沿いの堤防などを歩いて34種類の野鳥を観察することが出来ました。
 <観察できた野鳥>
 カンムリカイツブリ・アオサギ・チュウダイサギ・ゴイサギ・トビ・チュウヒ・コガモ・カルガモ・ハシビロガモ・ヒドリガモ・マガモ・シマアジ・キジ・オオバン・キジバト・カッコウ・カワセミ・ウグイス・コヨシキリ・オオヨシキリ・オオセッカ・アリスイ・コジュリン・アオジ・オオジュリン・カワラヒワ・ツバメ・ヒヨドリ・モズ・クロツグミ・スズメ・コムクドリ・ハシボソガラス・ハシブトガラスの34種類




 そしてもう一つ。


 現在、五城目町の「秋田県環境と文化のむら」ふれあいセンター1階にて『東北アクティブレンジャー写真展』のプレ写真展『秋田アクティブレンジャー写真展 ~大潟村野鳥歳時記~』を開催中(~5月31日)です。
 私が大潟草原鳥獣保護区やその周辺で撮影した野鳥の写真を使って歳時記にまとめてあります。もしよろしければご覧下さい。


 6月からは東北各地で『東北アクティブレンジャー写真展』が2タイトル実施されます。詳しくは後ほど東北のアクティブレンジャー達がそれぞれ告知する事と思いますのでそちらをお待ち下さい。私も後日6月開催の写真展について告知いたしますのでお楽しみに!!