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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

これからどうなっていくんだろう?

2011年03月15日
秋田

 これは数ヶ月前から大潟村の南の池や周辺の水辺でよく見られていた光景です。
 近年【カワウ】を目にする機会が増えています。羽数の増加、生息場所の拡大などが原因だと思います。
 大潟村周辺では潟で漁をして生活の糧を得ている方々がいらっしゃいます。そうした方々からこの先、【カワウ】による漁業被害を懸念する声が上がっているそうです。私としても今後どうなっていくのか?注視していこうと思っているところです。




 『これからどうなっていくんだろう?』




 3月11日午後・・・・。
 ちょっと遅めに事務所を出て、大潟草原鳥獣保護区へ調査へ出かけ、現地で野鳥の生息調査・現行の鳥インフルエンザ警戒レベルに即した巡視等を行い、それが一段落したため、管理棟に行って来館者などの対応にあたっていました。
 突然、揺れを感じました!はじめ・・小さな揺れだったものが徐々に大きくなり、まともに立っていることが出来ません。もうすぐ終わるだろうと思っていた揺れは終わるどころか益々激しくなっていきます。窓の外では雷鳴がなり、空が暗くなってきました。大きな揺れと相まって恐怖を感じます。咄嗟にペレットストーブを消火しました。
 この大きな揺れの最中から停電。窓の外は吹雪。嫌な予感と恐怖が相まって冷静でいられない自分をどうにか抑えて、携帯のワンセグテレビで情報を得ようとしました。既に各局地震関連の報道をしていますがいずれも尋常レベルではない巨大な地震であったことを伝えています。

 直ぐに自分の身の安全を伝えようと試みましたが事務所の電話が通じません。保護官の携帯にかけても繋がりません。その後も余震は続いていました。幸い、大潟草原鳥獣保護区と管理棟には被害は無く、私も行動が可能でしたから先ずは事務所に戻ろう車を走らせました。途中、田んぼで採餌するガン達を横目に見ながら冷静になるように努めますが不安は拭えませんでした。


 停電は秋田県内全域にわたるものであったようでした。帰りの道中も信号が作動していなく、主な交差点ではちょっとしたパニック状態!どうにか事務所に帰着すると保護官も無事で事務所も被害はないようでちょっと安心しました。その後、得られる情報はとても安心できるようなものではなく、仲間の安否が気になって仕方がありませんでした・・・・・・・・


 まだまだ書いてしまいそうです・・・。長々と私事を書いてしまい失礼いたしました。


 

 今後のためにも『正確な情報』が必要です。被災地では今回の震災に関する情報も不足しているようです。皆様におかれましては是非とも正確な情報を発信・収集していただきますようお願いいたします。以下に信頼性の高い情報を発信をしているHPを掲載します。

震災に関する情報が集約されている首相官邸のホームページです。
『平成23年東北太平洋沖地震への対応』

環境省ではホームページ上で情報を発信しています。
『平成23年東北地方太平洋沖地震への対応について』

内閣府ではホームページ上で情報を発信しております。
『内閣府防災情報のページ』