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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ヤマカガシの幼蛇

2010年09月06日
秋田
 9月に入っても最高気温が30度を超える日が続いています。真夏を乗り切ったからと油断しないようにと対策をしつつも、台風情報からも目が離せなくなりました。空模様は変わりやすい秋の空になってきたようです。



 さて、この日記では野鳥の繁殖の様子や巣立った雛達の様子を様々お伝えしてきましたが、先日森吉で幼鳥ならぬ幼蛇を見つけました。もうお分かりの通り・・・ヘビの話題ですので苦手な方にはご容赦願います。


 そう言えば・・・一昨年でしたか・・・この日記で同じように【ヤマカガシ】の幼蛇を取り上げたのを思い出しました。たまたまですが・・・その時に反応してくれた方と一緒に仕事をしたのと、その時一緒に行った方と会う予定があることから思い出す事となりました・・・。そしてもう一つ、その時の写真がイマイチだったのが頭に残っていたのでいつか、まともな写真でもう一度書き直そうかと思っていたのでその思いが叶います。


 道路を横断していた【ヤマカガシ】の幼蛇です。首の位置に黄色い斑があるのが特長です。


 アップの写真も撮影できました。サイズはかなり小さいですが顔つきはもう成蛇と変わりないように見えます。


 参考までに大きな【ヤマカガシ】の写真も載せました。同じような体色をしていますが、黄色い斑が見当たりません。


 こうしてみると・・・森吉では今期もたくさんの命が生まれました。動物も野鳥も爬虫類も魚類も昆虫も・・・希少な生きものも身近な生きものも・・・きっとこの時までの長い長い間、このようにたくさんの命が生まれ、それが繋がって現在私たちの目の前に姿を見せてくれているのだと思うと例えグロテスクな生きものであっても、身近な生きものであっても命が繋がる一場面に出会えて事に幸せを感じずにはいられません。



日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで42日前】
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