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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

【実施報告】 自然観察会 『赤水渓谷散策』 

2010年08月24日
秋田
 このところ随分と日が短くなったと実感する毎日です。これまでは7時を過ぎてもまだまだ明るかったのに今日は日の入りが6時半を切ったようです。徐々に夜が長くなりますね~。すると今度は月や星を見る楽しみが増えるからそれもまたよし!ですね。ちなみに明日は満月らしいですよ!


 日曜日、森吉で自然観察会を実施しました。今月は森吉山麓でも屈指の人気コースである「赤水渓谷」を歩いてきました。
 タイトルが『赤水渓谷散策』となっていますがお気軽な散策とは一線を画す、ナメ沢を歩きながらの散策です。なので装備もそれなりに調えての観察会となりました。

 赤水渓谷は私自身も好きなコースです。今回もまた講師役を仰せつかったのですが、案の定(?)私自身が一番楽しんで過ごしてきました。


 先ずはブナ林の中を歩きながら観察をします。此処(上の写真)では先日もこの日記でお伝えしたクロサンショウウオの幼生を観察しています。
 此処(下の写真)は赤水渓谷の入渓地点です。最も心躍るポイントと言っても過言ではありません。とは言え・・・普通の登山道と違った注意点なども多く浮かれてばかりもいられませんので皆さん慎重に歩を進めていました。


 赤水渓谷にはたくさんの甌穴があります。大小様々、形も色々、場所も思いも寄らないところにあったり、しかもそれが見えにくかったり・・・とにかくみんなで注意して助け合って通過しなくてはなりませんから参加者同士の絆も自然と深まっていくのです。
 ナメ沢をバシャバシャと水しぶきを上げて歩くのは本当に気持ちの良いものです。沢の所々には手頃な滑り台のような斜面があったりして・・・そうれはもう天然のウォータースライダーです!!!楽しまないと^^。


 正直なところ・・・今回の観察会はいつもよりも観察の頻度が低くどんどんと先へ先へと進んでいきました。その理由は・・・「出来るだけ長い時間赤水渓谷で過ごして貰いたいから」。
 その結果、皆さん童心に返って水遊びをしたり、イワナと戯れたり、何度も何度も天然ウォータースライダーではしゃいだり(←誰のこと何だか・・)楽しい一時を過ごしてくれたようでした。

 赤水渓谷を歩いて、遊んで、いつもより自然を近くに感じられた一日になったのではないでしょうか?

 以上:報告なんだか・・自慢なんだか・・よくわからない記事でした(笑)。



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