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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

見やすいカッコウ

2010年06月17日
秋田
 初めて洋服や道具をおろす日。何かワクワクした気分になりますよね?私は今日、とある道具を初めて使ったのですが、いきなりビッグチャンスに巡り会いました(その内容をいずれご紹介できる日が来るかと思います)。こういう日はなんだか得した気分になりますし、その道具はこれから縁起の良いお気に入りの道具になりそうです。
 



 私は、普段から2つの鳥獣保護区を巡視、調査しています。一つは内陸部の山の鳥獣保護区。もう一つは沿岸部の干拓地に広がる低湿地の鳥獣保護区。2つの保護区は大きく環境が異なるのですが、意外にも「共通してみられる野鳥」というのが多く存在します。大潟でホシガラスを見たという極々稀な例もありますが、今日ご紹介する【カッコウ】はこの時期どちらに行ってもほぼ100%の確率でその存在を知ることが出来ます。
 【カッコウ】の鳴き声はその名の通り『カッコウ、カッコウ』とまるで自己紹介しているかのような鳴き声ですから、皆さんにとってもお馴染みですよね?でもその姿を見る機会って少なくありませんか??特に山では・・・

 私自身の話で恐縮ですが・・・森吉で【カッコウ】の姿を見る機会はかなり稀で、「鳴き声が近くから聞こえているのに・・・」ともどかしく感じることもしばしばです。ところが大潟ではほぼ毎回その姿を双眼鏡やカメラでも捕らえることが出来ます。


 松の木の先端で鳴く【カッコウ】です。大きな鳴き声ですから遠くにいても聞こえますが、公園など人がいるところでも見かけます。


 時にはこんな電線で見ることも・・・。ちなみにこれまでフェンスの上、杭の先端、バルコニーの上、屋根の上など人工物の上でも見かけています。

 しかも【カッコウ】は止まる時の姿勢も独特ですから直ぐに【カッコウ】と解ります。格好も見やすい【カッコウ】・・・・なんつって^^
 ・・・・・・お粗末なダジャレは勘弁していただいて・・・・・・



 写真を撮る方は人工物を嫌うかも知れませんが、なにしろとっても見やすいのでオススメです。【カッコウ】を見るなら大潟!!さぁいかがでしょう??