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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

大口

2010年04月01日
秋田
 今日はエイプリールフールですが・・・朝からテレビやラジオで色々な笑えるジョークを聞きましたが、中にはちょっと曲解している人もいるのかも知れませんね?嘘はいけませんよ!嘘は・・・ましてや人をだますようなことは、あってはなりません!その片棒を担ぐのも無しです!やっぱり誠実が一番ですね。
 単に私にはキャスターやパーソナリティーのような気の利いたジョークが浮かばなかっただけですけどね・・・


 新年度が始まりました。改めまして、よろしくお願いいたします。この日記に関しては新年度だからと言って取り立てて変化もなく(?)やっていきますのでこれからもよろしくお願いいたします。



 さて、私が巡視中に野鳥を観察する時のアイテムとして双眼鏡、フィールドスコープ、カメラがありますが、双眼鏡やフィールドスコープで観察していて気付かなかったことをカメラに写った事によって気付くことがよくあります。これまでもそういった事柄をこの日記で取り上げたこともありますが、今日も【オオバン】のそんな話です。


 【オオバン】の食事風景です。大潟では極々ありふれた光景です・・・

 ところで・・私たちは物を食べる時、少なくとも口の大きさ以上の物は食べられませんよね?唇の内径とでも言いましょうか?それが食べられる大きさの限界ですよね?実際にはもっと小さいはずですけど・・・

 では鳥の場合はどうなんでしょうか??嘴って結構小さいですよね?人間ならばおちょぼ口みたいな・・・でもこの【オオバン】随分と大きな物を咥えているとは思いませんか?


 この写真を見ると【オオバン】は嘴のサイズよりも大きく口を開けられる事が解りますよね?嘴の付け根部分よりも大きく口が広がってます。ってこんな事改めて言うのも何ですけど・・・(笑)


 そう言えば・・・自分でも結構色々こんな場面を観察していました。カワウが大きなボラを飲み込むときとか、タンチョウが大きめのアメリカザリガニを食べるときにも同じように嘴より口元が大きく開いてそれを飲み込んでいました。

 鳥って”嘴よりも口元が大きく開く”んですね??この写真を見て改めて気がつきました。やっぱり観察にはカメラも重要です!