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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

身体への積雪

2010年02月09日
秋田
 今年の冬は雪と雨が交互に降るいつもとは違った冬を過ごしています。今日は「雨」、つい先日の話を日記に書いても周りの景色が全く違うのでちょっと戸惑う今日この頃です・・。


 既に去った冬将軍が猛威を振るっていた頃、大潟の野鳥達はひたすらに耐えて荒天が過ぎ去るのを待っていました(もちろんそんな中でも活発に活動している野鳥もいましたけど・・)。
 今日はその中からカモたちの様子をお伝えします。
 降る雪とそれを巻き上げる猛烈な風で地吹雪となりかなり視界が悪かったこの日、池のカモたちは風が避けられる場所でジッとしていたようです。そんなところへ私が行ったものだから、警戒して私から離れていくのが吹雪の中に見えました。



 よく見ると彼らの身体には結構な量の雪がのっています。随分と長い時間ジッとしていたんだろうな~と想像できます。



 先日、都心にも2cmの積雪があったとニュースで見ましたが・・・彼らの身体の上にもそれくらいの積雪があるのではないでしょうか?秋田県沿岸に降る雪は水分が多く「重い雪」と表現されます。彼らもその重みを感じていたはずです。それでも動かずじっとしていたんでしょうね??


 この後、種を特定して羽数を数えていくのですが・・・ヤケに「マガモの雄」が多く感じられました。この「感覚」とその「理由」が伝わりますでしょうか(^^;)??