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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ブラックバス駆除作戦第2弾

2009年06月15日
仙台
前回5月7日に掲載しました作戦のその後を報告します。
あれから1ヵ月以上経ちましたが、毎週日曜日と水曜日に
地道な作業が進められていました。人工産卵床に卵が産みつ
けられていたピークは5月24日、段々少なくなり6月14日には
産卵の確認がかなり少なくなりそろそろ産卵の時期の終了が近
いようです。

次の段階に作戦は移ってきました。稚魚をサデ網で1匹づつ探して
駆除するのです。と同時に刺し網で成魚も捕るものです。
もうひとつは「ブルーギル」も籠網におとりでおびき寄せ作戦も
行われていました。




設置してある人工産卵床を一つひとつ確認して見回ります。産卵されてあれば
回収し、卵の数を数えます。

サデ網で稚魚の群れ(モツゴやタモロコ、ワカサギ、ハゼの仲間の稚魚)を掬い、その中からブラックバスの稚魚だけを回収しそれも数えます。

14日の成果、刺し網にかかった成魚3匹、釣り上げた1匹合計4匹、この日の一番大きいのは全長49㎝、体重1.5kg、胃の内容物にはザリガニが入っていました。稚魚の口の中にもさらに小さな魚が見え、魚のサイズに合わせて食べ物が・・・。やはり卵、稚魚、成魚全てを駆除しなければ、伊豆沼の本来の姿にはならないことを改めて実感しました。これは伊豆沼だけの問題のではないのです。

「継続は力也」力を抜くことなく頑張らなければならないのです。

皆さんお疲れ様です。