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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

仕事納め&研修報告

2008年12月26日
十和田
 この写真、まるで冬の海のようですが、これは十和田湖です。演歌が似合いそうですね。

<今日の十和田湖>
本日はこのような天候の中、今年最後の十和田鳥獣保護区の巡視に行ってきました。水鳥たちは、半島や桟橋の影に風を避けていました。


 さて、そろそろ今年も残りわずか、今年のことは今年の内に、ということで、自然解説指導者研修の様子を報告しようと思ったところ、同じ研修に参加した他地域のアクティブレンジャーが、すでに報告していますので、詳細は省いて概略だけ・・・。
 私は12月8日から11日まで、静岡県富士宮市にある田貫湖ふれあい自然塾にて、平成20年度自然解説指導者研修専科研修施設展示コースに参加させていただきました。今回の研修の個人的な目標は、私の担当する蔦温泉園地ビジターセンターの新たな展示を考える事でした。研修中は、展示物を作る実習を中心に、展示の考え方の講義や、研修生どうしがそれぞれの施設の展示に関する悩みを相談しあったり、内容盛りだくさんで、ヒントもたくさんもらってきました。幾つか書き出してみると、「展示の年間計画を作る」、「利用する方の事を調べる」、「展示は作った人の作品ではなく、利用者の経験である」などなどです。来年は、自然のこと、国立公園のことをビジターセンターを訪れた方にもっともっと感じてもらえる展示を作ります。皆様よろしくお願いいたします。

 同じ研修に参加した他地域のアクティブレンジャーの日記はコチラ
東北地区、秋田自然保護官事務所の足利ARの12月15日の日記
中部地区、名古屋自然保護官事務所の古川ARの12月17日の日記


追伸:そうそう、研修が終わったあと、ユニークな光景が見られたのでそれもご紹介しましょう。大部分の研修生が乗った帰りの路線バスの出発時刻が近づくと、スタッフの方々が集まって来て、何をするのかと思っていると、おもむろに、巨大な手を取り出しました。

<見送りアイテム>
 これは、手のかたちに切り抜いたベニヤ板で、キレイに塗装がしてあり、手相まで書き込んであります。


<見送りの様子>
 使い方のコツは、バスが見えてきたら、足を広げて、腰を低く構え、遠ざかってしまった友人を送る時のように、ゆっくりと大きく巨大な手を振ります。

「さよーならー、また、きてね~。」

 こんな、楽しい見送りをされたら、また来ようっていう気になりますよね。(財)キープ協会の皆様、田貫湖ふれあい自然塾の皆様、最後まで楽しく勉強させていただきありがとうございました。