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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

小さな飛来者達

2008年02月29日
秋田
 秋田では今朝方やや激しい雨が降っていました。例年よりも一日遅い2月末、季節は確実に移ろい始めているようです。でもまだまだ寒いですがね・・。

 そんな季節の移ろいは鳥たちを観ても感じることが出来ます。今の大潟村は『こんな所にも・・?』と思うほどそこかしこにマガン・ヒシクイの姿が見られます。この時期の大潟はマガン・ヒシクイ等が最も多く観察される時期です。これから更に増えそうです。3月9日の野鳥観察会への期待はどんどん高まってきます。まだ人数に若干の余裕がありますので是非ご参加下さい。

 観察会では大きな渡り鳥に加えて、小さな飛来者達に会えるかも知れませんよ!!

【ツグミ】きっと会えるはずです。ムクドリくらいの大きさで比較的見つけやすいし、驚かさないでいると長い時間でも観察に付き合ってくれますよ。

【ミヤマホオジロ】数羽の群れで行動しているようです。鮮やかな黄色の頭部の羽を見た時には嬉しくなります。

【カワラヒワ】に【ベニヒワ】が1羽混ざって行動していました。別の日にはホオジロに混じっている個体も見かけました。会えると良いですね~!
 
 この小さな飛来者達はシベリアなど北極圏から来る者もいれば朝鮮半島付近からやってきている者も居るようです。『この小さな体で・・』と思ってしまいますが、『彼らが好む環境が大潟草原鳥獣保護区とその周辺にはある』と云う確固たる証拠ですから、この先もずっとこの可憐な飛来者達を迎え続けることが出来るエリアであり続けなければならないと思っています。