アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
磐梯朝日国立公園磐梯吾妻・猪苗代地域エコツーリズムガイド研修
2023年02月09日
裏磐梯
皆さんこんにちは、裏磐梯自然保護官事務所の江川です。
今回は、「磐梯朝日国立公園磐梯吾妻・猪苗代地域エコツーリズムガイド研修」を福島市の「コラッセふくしま」で開催しましたのでその様子をお伝えします。
本研修会は、国内外で活躍する専門家や地域の実践者を講師としてお迎えし、国立公園の概要やインバウンドの動向、ガイドに求められるリスクマネジメント技術などの情報や知識を得るとともに、ガイド同士の交流を図ることを目的として企画したものです。
始めに、裏磐梯自然保護官事務所の黒江保護管理企画官が、磐梯朝日国立公園の自然特性や利活用の現状と今後の展望について説明を行いました。
その後、各エリアにおける新しい取り組みについて3名の方にお話いただきました。
まず、NPO法人裏磐梯エコツーリズム協会の眞野真理子氏からは、エコツーリズム協会の設立理念や活動状況、今後の課題について、株式会社丘と山製作所の一ノ瀬圭介氏からは、磐梯朝日国立公園の火山地帯を巡る「磐梯吾妻・安達太良ボルケーノトレイル」について、磐梯山ジオパーク協議会の蓮岡真氏からは、磐梯山ジオパークを活用した地域づくりや地域振興について、お話いただきました。
ジオパークとは、地球科学的な大地の遺産を保全し、教育などに活用しながら地域全体の発展に寄与するプログラムに認定された地域のことですが、4年に1回再審査があります。磐梯山ジオパークは、2019年に日本ジオパークネットワークから認定について注意を受けたそうです。そのため現在は、地域連携の強化や地域振興のためにも精力的に活動されているそうです。
今回のお話を聞き、お三方とも地域ごとに魅力を磨き上げ発信し、それぞれの立場や目線で磐梯朝日国立公園の魅力向上に真剣に向き合い取り組まれていることを再認識することができました。
昼休憩を挟み、午後からは全国通訳案内士で文教大学非常勤講師の古屋絢子氏から「外国人観光客は何を求めているのか」について、ご自身の仕事での経験を基にお話いただきました。また、グループワークで模擬ツアー企画の立案を行いました。ツアー対象者の年齢や旅行目的を考えながら行程、時間、場所を決めて行くことに難しさを実感することが出来ました。
最後に、野外活動でのリスクマネジメントや野外救急法についてのWilderness Medical Associates Japanの横堀勇氏から、人体構造に基づいて判断する分析的思考や傷病者評価システムなどについてお話いただいた後に実技訓練を行いました。環境省職員が要救助者役となり頭部に血糊をつけ、より本番に近づけるため嘔吐や痙攣などの症状を再現し訓練を行いました。
研修会を通じて、外国人観光客が求めていることや、日程を組む際の注意点を知る事ができました。リスクマネジメントでは、正しく心配し、正しく行動することの大切さを訓練を通して実感することができました。
最後までご覧いただきありがとうございました。またお会いしましょう。
今回は、「磐梯朝日国立公園磐梯吾妻・猪苗代地域エコツーリズムガイド研修」を福島市の「コラッセふくしま」で開催しましたのでその様子をお伝えします。
本研修会は、国内外で活躍する専門家や地域の実践者を講師としてお迎えし、国立公園の概要やインバウンドの動向、ガイドに求められるリスクマネジメント技術などの情報や知識を得るとともに、ガイド同士の交流を図ることを目的として企画したものです。
始めに、裏磐梯自然保護官事務所の黒江保護管理企画官が、磐梯朝日国立公園の自然特性や利活用の現状と今後の展望について説明を行いました。
その後、各エリアにおける新しい取り組みについて3名の方にお話いただきました。
まず、NPO法人裏磐梯エコツーリズム協会の眞野真理子氏からは、エコツーリズム協会の設立理念や活動状況、今後の課題について、株式会社丘と山製作所の一ノ瀬圭介氏からは、磐梯朝日国立公園の火山地帯を巡る「磐梯吾妻・安達太良ボルケーノトレイル」について、磐梯山ジオパーク協議会の蓮岡真氏からは、磐梯山ジオパークを活用した地域づくりや地域振興について、お話いただきました。
ジオパークとは、地球科学的な大地の遺産を保全し、教育などに活用しながら地域全体の発展に寄与するプログラムに認定された地域のことですが、4年に1回再審査があります。磐梯山ジオパークは、2019年に日本ジオパークネットワークから認定について注意を受けたそうです。そのため現在は、地域連携の強化や地域振興のためにも精力的に活動されているそうです。
今回のお話を聞き、お三方とも地域ごとに魅力を磨き上げ発信し、それぞれの立場や目線で磐梯朝日国立公園の魅力向上に真剣に向き合い取り組まれていることを再認識することができました。
昼休憩を挟み、午後からは全国通訳案内士で文教大学非常勤講師の古屋絢子氏から「外国人観光客は何を求めているのか」について、ご自身の仕事での経験を基にお話いただきました。また、グループワークで模擬ツアー企画の立案を行いました。ツアー対象者の年齢や旅行目的を考えながら行程、時間、場所を決めて行くことに難しさを実感することが出来ました。
最後に、野外活動でのリスクマネジメントや野外救急法についてのWilderness Medical Associates Japanの横堀勇氏から、人体構造に基づいて判断する分析的思考や傷病者評価システムなどについてお話いただいた後に実技訓練を行いました。環境省職員が要救助者役となり頭部に血糊をつけ、より本番に近づけるため嘔吐や痙攣などの症状を再現し訓練を行いました。
研修会を通じて、外国人観光客が求めていることや、日程を組む際の注意点を知る事ができました。リスクマネジメントでは、正しく心配し、正しく行動することの大切さを訓練を通して実感することができました。
最後までご覧いただきありがとうございました。またお会いしましょう。