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東北環境局

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

羽黒自然保護官事務所2026年6月振り返り② 月山八合目外来植物除去と木道滑り止め設置イベントに参加

2026年08月13日
羽黒 藤井 明子
令和8年6月25日(木)、月山ビジターセンター主催「月山八合目外来植物除去と木道滑り止め設置イベント」に参加しました。
 
このイベントは令和7年から月山の主要登山口のひとつである月山八合目(弥陀ヶ原)において、月山ビジターセンターが行っているものです。月山八合目(弥陀ヶ原)では、多くの利用者が訪れる中で、外来植物の侵入や木道の老朽化といった課題が生じています。それらの課題への対応の一つとして、月山に思いを寄せる方々とともに、外来植物の除去や利用施設の保全作業をイベント形式で実施しています。
当日は雨予報でしたが、レインウェアにしっかり身を包んだ参加者、羽黒地区パークボランティア、月山ビジターセンタースタッフが集まりました。作業は外来植物の除去(フランスギクの除去)と、木道滑り止め設置の二手に分けられました。私は昨年外来植物の除去の方に参加したので、今年は木道滑り止め設置の方に加わってきました。
 
木道滑り止め設置箇所は、弥陀ヶ原から駐車場に戻って来る、ゆるやかな下りの部分。令和7年に設置した場所からの続きでした。木道には、足掛かりの横木が設置されていましたが、近年は横木につまづく事例も相次いでいました。令和7年のこのイベントで、初めて滑り止めプレートを設置したところ、多くの方から「安心して下りられる」という声が寄せられ、さらなる延伸が望まれていました。
最初にパークボランティアの皆さんから取り付け方法を聞いた後、それぞれがプレートとトンカチを手に、担当の区間に向かいました。1枚1枚、向きや穴の位置を確認しながら、丁寧に設置。その間、雨が断続的に強弱を繰り返し、雨脚が強くなる時間帯にはずぶ濡れになりながらも、無事完了。終わった時には、皆さんのお顔に達成感のような、少し高揚した表情が見られたのが印象的でした。
月山
プレートや工具を持って設置位置へ向かう
月山
雨の中の作業になりました
月山
どんどん上に向かって進んでいきます
月山
設置終了後、確かめながら登山口に戻る
両方の作業が完了した後、イベントは高山植物の花々が咲き始めた弥陀ヶ原の自然観察会に移りました。先程まで熱心に作業にいそしんでいた皆さんは、自然観察会にも意欲的に参加されていました。標高が高い場所、しかも雨の中での力仕事の疲れなど、まったくないような姿でした。
月山
外来植物除去を終えた皆さんと合流して 自然観察会へ。プレート設置箇所を上り下り
月山
登山口直前の緩やかな下り。 プレート設置で歩きやすくなりました
国立公園内での外来植物の除去や木道の維持管理は、日常的に体験できるものではありません。このイベントは、保全活動に参加いただきながら、月山の自然や利用環境を守る取組みを知ることができる機会にもなっています。
この日の体験が、参加された皆さんにとって、月山をより身近に感じるきっかけとなり、今後弥陀ヶ原を訪れた際に思い出していただけるような体験になっていれば嬉しく思います。
月山
しっとりと濡れるヨツバシオガマ。 観察会でも多くの花々が見られたようです