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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

月山八合目・弥陀ヶ原 木道滑り止めプレート設置

2025年11月14日
羽黒 守屋明子
10月7日(月)に月山八合目登山口にある弥陀ヶ原において、木道に滑り止めプレートを設置しました。
 
木道は雨や露によって濡れると滑りやすく、特に下りは転倒の危険があります。
滑り止めの横木などで対策されていますが、横木は多雪地ではわずか数年しか持たず、こまめな交換が必要になっています。
 
その課題解決の一つとして、2025年6月に月山ビジターセンターの「月山八合目外来植物除去・木道維持作業」において、横木から金属製滑り止めプレートへの交換に着手しました。
今回はその続きとして、弥陀ヶ原で多くの方が利用される中の宮から登山口までの下りの区間、木道にして5ヶ所分を交換しました。距離はわずかではありますが、登山口に戻る寸前の、最後に気を抜きがちな箇所に取り付けることができました。滑り止めプレートは、横木に比べるとそれ自体の高さが抑えられており、歩きやすさも格段に向上しています。
月山八合目
設置前 左側が下り用
月山八合目
横木を1箇所ずつ外していきます
月山八合目
黙々と作業
月山八合目
プレートを固定
月山八合目
さっそく踏み心地を確かめました
月山八合目
設置後(左側)
木道は弥陀ヶ原の貴重な湿原を守りつつ、人がその中を歩いて見て回ることができるように設置されています。
簡単には交換できない木道。次のシーズン以降も多くの方が弥陀ヶ原の自然に触れていけるよう、少しでも長く、大切に使っていただけたらと思います。
月山八合目
秋の花・ノコンギクが揺れていた弥陀ヶ原