東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

浦戸諸島の巡視を行いました!

2025年03月06日
名取 神山侑斗
こんにちは!
名取自然保護官事務所の神山です。
時が過ぎるのは早いもので、3月を迎えました。
三寒四温の時節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

巡視では、トレイル(路体)や標識などの現況を、支障木がないか、崩落や滑落、道迷いの恐れがないか、工事などによるルートへの影響はないかといった観点から確認します。更には地域の方々とのコミュニケーションを通して交流・連帯を深めるなど、大事な要素が盛り沢山だと個人的には思っています。

今回はみちのく潮風トレイルの大きな特徴の一つである離島「浦戸諸島」を巡るルートを、文字通り巡って視てきました。

浦戸諸島は宮城県塩竃市の松島湾にあり、4つの有人島と多数の無人島を含めた島しょ群です。
みちのく潮風トレイルはそのうち3つの島を通っており、今回は「寒風沢島」、「野々島」、「桂島」と南下するルートで巡視を行いました。

マリンゲート塩竃から市営汽船が出ており、各島を経由しながら運行しています。
まるで電車やバスのような感覚で船に乗る、初めての体験でした。
塩竈市営汽船について|宮城県塩竈市 浦戸諸島【公式】
マリンゲート塩竃
船内からの風景
寒風沢島に到着。
歩き出すと早速第一島人(?)と、第一島猫・・・(?)を発見!
島人曰く、この猫たちは兄弟なんだそうです。
「津波で魚が減ってから腹を空かせて寄ってきて、いつもこたつに入ってくる。」
「ようやく海藻の類が見えるようになってきた。」と語ってくださいました。
猫さまたちの空腹との関連性はさておき、松島湾では津波による攪乱で海のゆりかごと呼ばれる海草藻場が大きく減少したことは調査によって明らかになっており、それを再生しようという活動もあります。
第一島人と猫
第一島人と島猫たち・・・?
かわいい
その後、寒風沢海水浴場や私より背の高いヨシ原を眺め、空の広さと体感0.5倍速の、島のゆったりとした空気を感じながら歩いていきます。
途中、ノスリらしき野鳥の姿も確認できました。
ヨシ
ノスリらしき影
そうして、桟橋まで戻ってきました。
ここから野々島に渡る必要があるわけですが、来るときに乗った市営汽船の他に島内間渡船があり、これにはなんと無料で乗ることができます。
仕組みも大変面白く、桟橋の待合所に電話番号があり、連絡すると常駐している担当の方が迎えに来てくださいます。
そんな「駅まで迎えに来て~」みたいな感じで船に乗る世界があるなんて、カルチャーショックでした!
島内間渡船について|宮城県塩竈市 浦戸諸島【公式】
気さくな方々で元気をもらえます。
皆様気さくな方々で元気をもらえます。
対岸まで渡していただき、野々島へ上陸です。

海以外にも魅力がたくさんの浦戸諸島。
ツバキのトンネル(こみち)は心が躍ります。何輪か咲いていました。
 
ツバキ
時折現れる離島らしい景色も素敵
一体何ビートなのか知れないコゲラの心地よいドラミング聞きながら桟橋に到着、桂島へ渡ります。
 
コゲラ
桂島へ
桂島からの景色。
ミサゴらしき飛影を確認
ブルーインパルス
コウボウムギ
可愛らしい足跡を発見🐕
沢山の魅力がギュっと詰まった浦戸諸島は、ある程度計画的に歩けば1日で回りきることができます。
島内のお宿に泊まって離島ライフを味わってみるのも良さそうです。

みちのく潮風トレイルでは、(ルート北側)東松島市宮戸~(ルート南側)寒風沢島を渡るために、地元の船長の方々による協力のもと、専用航路が用意されています。
運行期間が定められており、前もって予約が必要ですので、
ご利用の際は必ず以下をご参照ください。
東松島市宮戸島~塩竈市浦戸諸島(寒風沢島)間の渡船予約について | NPO法人みちのくトレイルクラブ
 
 

月別一覧

月別リンク一覧表
2025年
2024年
2023年