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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

大潟村の渡り鳥

2024年10月16日
秋田 大亀那月
こんにちは 秋田事務所の大亀です!

秋田県はだんだん冷え込んできて秋の深まりを感じます。さっそく大潟草原鳥獣保護区にも冬鳥の渡りを確認しました。
稲刈りがおこなわれる10月中旬からハクチョウ類の渡りが盛んになり、ガン類やヒシクイ類も飛来しています。

日の出前は鳥たちの模様がはっきり見えません。以前から野鳥観察は趣味ではありましたが仕事として暗がりで観察することは初めてだったのですこし大変です。双眼鏡や望遠鏡、図鑑を手に水面や上空から飛んでくる鳥たちをカウントしていきます。
オオヒシクイとハクチョウ類
保護区外ではありますがハクチョウ類と、奥にはヒシクイ類も確認できました。
朝焼け
日の出前から調査すると綺麗な朝焼けが見られます。一瞬のご褒美です。
大潟村の承水路でカウントをした次は観察舎がある特別保護地区へ。
ここではオオバンやマガモ、コガモを確認しました。猛禽類の声が聞こえてきたので探してみると木のてっぺんにノスリを見つけました。まだ水草がしげり調査しにくいですが冬になれば枯れてより広い範囲を観察出来るようになるでしょう。

道路を挟んだ向かい側の南の池にもカウント調査に行きます。ここにはカルガモがたくさんいました。東の空からマガモの群れも飛んできて、オオバンの群れも確認。9月に比べて、だいぶ賑やかしい池になっているようです。

今度の調査ではもっと多くの種類、羽数が飛来しているはずです。
何千羽とやってくる渡り鳥の写真をぜひお見せしたいので早起き頑張ります。
樹上にとまっていたノスリ
とても遠くに止まっていたのでガビガビですがノスリも見つけました。カメラを構えたときにかっこよく飛んでいきました。
水面にいるオオバン
白い額板が特徴的なオオバンを2羽見つけました。水に潜って採餌するのでカウント中に減ったり増えたり困ります。
休むカルガモ
池の真ん中で休むカルガモたち。みんな池から集まってくるので定員オーバーになりそう。
マガモのオスとメス
マガモのオス1羽とメスが2羽。黄色いくちばしが特徴的です。ズームしたので画質が良くないですがちゃんと黄色いんですよ。