アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
伊豆沼・内沼自然再生案内板のペンキ塗り替え
2024年07月02日
仙台
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
国指定伊豆沼鳥獣保護区伊豆沼の畔に建つ「伊豆沼・内沼の自然再生への取り組み」案内板は平成24年度に設置され、平成20年に発足した伊豆沼・内沼自然再生協議会の自然再生の取り組みを紹介しています。案内板の労をねぎらうために、晴天に恵まれたある日、野生生物課の伊藤指導官とペンキの塗り替えをすることにしました。
国指定伊豆沼鳥獣保護区伊豆沼の畔に建つ「伊豆沼・内沼の自然再生への取り組み」案内板は平成24年度に設置され、平成20年に発足した伊豆沼・内沼自然再生協議会の自然再生の取り組みを紹介しています。案内板の労をねぎらうために、晴天に恵まれたある日、野生生物課の伊藤指導官とペンキの塗り替えをすることにしました。
案内板が乾くまで、伊豆沼・内沼自然再生協議会の誕生について紹介します。
かつて、伊豆沼・内沼は透明度が高く、水底まで見えるほどの沼だったそうです。ジュンサイやヒツジグサなどが生育するきれいな環境でした。ところが、1980年代頃から、沼の水質悪化や水鳥の飛来種の単純化、外来生物の増加が問題になりだしました。特に平成8年以降は、肉食のオオクチバスが増加し、在来の魚類やエビ類が大きく減少してしまいました。昔の豊かな沼の自然を取り戻すために、平成20年9月に「伊豆沼・内沼自然再生協議会」が誕生しました。それ以来、健全な水環境の回復や、外来魚防除など様々な取り組みを行っています。
詳しくは、宮城県のホームページをご参照ください。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/04-1kyougikai.html
保全活動は、公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団のホームページで紹介されています。
http://izunuma.org/4.html
こちらは環境省のホームページです。
https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/izunuma/
心地よい風で、案内板が乾いたのを確認して午後の作業開始です。私たちは汚れないように防護服を着用して作業しました。
かつて、伊豆沼・内沼は透明度が高く、水底まで見えるほどの沼だったそうです。ジュンサイやヒツジグサなどが生育するきれいな環境でした。ところが、1980年代頃から、沼の水質悪化や水鳥の飛来種の単純化、外来生物の増加が問題になりだしました。特に平成8年以降は、肉食のオオクチバスが増加し、在来の魚類やエビ類が大きく減少してしまいました。昔の豊かな沼の自然を取り戻すために、平成20年9月に「伊豆沼・内沼自然再生協議会」が誕生しました。それ以来、健全な水環境の回復や、外来魚防除など様々な取り組みを行っています。
詳しくは、宮城県のホームページをご参照ください。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/04-1kyougikai.html
保全活動は、公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団のホームページで紹介されています。
http://izunuma.org/4.html
こちらは環境省のホームページです。
https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/izunuma/
心地よい風で、案内板が乾いたのを確認して午後の作業開始です。私たちは汚れないように防護服を着用して作業しました。
前回の日記では、バス・バスターズが今年も始まったことを報告いたしましたが、今シーズン最後の活動が6月23日に行われました。6回のバス・バスターズに延べ136名が参加、オオクチバスの人工産卵床での捕獲は17ヶ所と昨年の3分の1に抑えられ、稚魚の捕獲数も3匹と防除をはじめて最も少なかったとの報告が届きました。これも、自然再生の取り組みの成果です。
伊豆沼・内沼の自然再生については、多くの方々が関わり、取り組んでいます。自然が壊れるのは一瞬、自然の回復には、長い時間と人の知恵、協力が必要です。
伊豆沼・内沼の自然再生については、多くの方々が関わり、取り組んでいます。自然が壊れるのは一瞬、自然の回復には、長い時間と人の知恵、協力が必要です。