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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

登山者カウンター設置 飯豊連峰・奥胎内口

2024年06月18日
羽黒 守屋明子
羽黒自然保護官事務所では、毎年登山シーズンに朝日連峰と飯豊連峰の一部の登山口において登山者数を計測しております。飯豊連峰・奥胎内口(新潟県胎内市)では5月27日に登山者カウンターを設置し、今年度の計測を開始しました。
 
奥胎内口は新潟県側から飯豊連峰に入る登山口の1つで、ここから足ノ松尾根をたどり、飯豊連峰北部の大石山、朳差(えぶりさし)岳といった峰々に至ります。毎年6月頃から稜線上で始まる高山植物の開花を楽しみに、多くの登山者が訪れます。
 
年々登山者数も増えている人気のルートですが、令和5年度はアクセス道(県道二王子羽黒線)の通行止めが発生したため、登山者カウンターの設置を見送りました。2年ぶりの設置でしたが、胎内市さんと胎内・北飯豊の会さんに同行いただき、無事設置することができました。
 
この登山者カウンターは、電源がない山岳地でも作動するように太陽光パネルで発電し、赤外線センサーで登山者の通過を感知します。本計測で得られた登山口の入山・下山者数は、様々な用途に活用されています。
 
登山者の皆様におかれては、誤動作防止のため、カウンターの前では立ち止まらず、速やかに通過くださいますようご協力をお願いいたします。
不具合(転倒など)にお気づきの場合には羽黒自然保護官事務所(電話0235-62-4777)までご連絡ください。
奥胎内口
林道の方向から見たカウンター
奥胎内口
登山道入口の標柱の左脇にあります
奥胎内口
現場で器材を組み立てて設置しています
奥胎内口
登山口に咲いていたスミレ
奥胎内口
タニウツギが満開でした
奥胎内口
岩と木が見事な足ノ松尾根(撮影:令和5年10月)