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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

風薫る 蔦野鳥の森歩道オープン

2024年05月13日
十和田 伊藤 あけみ
緑あざやかな、気持ちの良い季節となってきました。
蔦野鳥の森の歩道は5月7日にオープンしています。その他、野外での業務が多くなってきましたので、順を追って紹介いたします。
お天気にめぐまれたゴールデンウィーク、十和田湖や奥入瀬渓流にはたくさんの観光客が訪れていました。
サクラと残雪の山々の風景がこの季節の見所ですが、どうやら残雪も今年は極端に少ないようです。
サクラ
湖畔で遅めに開花するサクラ
窓
湖畔のサクラをガラス越しに撮る
4月26日は、奥入瀬渓流歩道点検でした。
奥入瀬
ゴミ拾いも兼ねて危険な箇所が無いか点検します
ゴールデンウィークは、奥入瀬渓流の路上駐車防止し、渋滞緩和を目的とした「奥入瀬渓流春の渋滞対策業務」がありました。今年は、かつて一度もなかった虫の襲撃に悩まされました。温暖化の影響でしょうか。
 
奥入瀬
昼休憩中の石ヶ戸
5月8日は、パークボランティア活動の、蔦野鳥の森歩道整備を行いました。
蔦
蔦沼から少し足をのばすと広大なブナの森
蔦
雨で歩道が壊れないように水を流す水抜きの泥だしをします
蔦
蔦沼を違う角度から見るとこんな色
蔦
今年は少し早い開花です
5月2日に安全確認したうえで、7日に歩道を開放しましたが、日々倒木があり状況が変化する可能性もありますので、散策の際は十分お気を付けください。
 続いて5月10日は、奥入瀬渓流の歩道に危険な樹木がないか、樹木医さん、関係機関、業者の方と一緒に点検しました。
 
樹木
(樹木医さんが診断して、伐採するか保存するか業者の方が目印を付けます)
緑の美しい季節ですが、言霊の国日本の伝統色においては、緑を83種類にも表しています。
今の時期の緑は、若草色(わかくさいろ)、萌木色(もえぎいろ)でしょうか。おなじ音「もえぎいろ」でも、萌葱色(萌え出るネギのような色)、萌黄色(春先に萌え出る若葉のようなさえた黄緑色)というのもあります。新緑の山々を眺めながら、古代の人々の想いに触れてみるのも良いかもしれません。
 
緑
春紅葉(はるもみじ)の十和田湖畔子ノ口