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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

羽黒地区パークボランティアミーティングを開催

2024年04月25日
羽黒 守屋明子
4月21日(日)、令和6年度羽黒地区パークボランティアミーティングを開催しました。
環境省では、国立公園等において、自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の簡単な維持修理などの各種活動について、広く国民の参加を求め、一層の活動の充実を図るとともに、自然保護の普及啓発を図ることを目的として、これらの活動に自発的に協力して頂ける方々をパークボランティアとして登録しています。
パークボランティアは国立公園等の各地区の特性に応じてさまざまな活動を行っています。
 
羽黒地区パークボランティアの活動は出羽三山の1つ・羽黒山南麓に位置する羽黒集団施設地区(山形県鶴岡市羽黒町)にある月山ビジターセンターを拠点として、羽黒地区パークボランティア活動運営基本計画に基づいて実施されています。「出羽三山地区の自然の仕組みや特徴を訪れる人々に紹介すること」が目的です。
 
パークボランティアミーティングは年に1度、パークボランティアが集まって活動の目的を再確認し、前年実績と当年計画の報告、意見交換などを行う場です。当日は19名の参加がありました。
月山ビジターセンター
意見が飛び交ったミーティング
月山ビジターセンター
活動拠点の月山ビジターセンター
ミーティングの後には周辺の散策路「羽黒自然の小径」の一部であり、月山ビジターセンターに隣接する小さい山、通称ウサギ森へ。年に1回パークボランティアが集まる貴重な機会を活かして、令和5年度にリニューアルした標識や、ウサギ森の自然の現況を皆で確認しました。
30分程の短い時間でしたが、羽黒山の自然の特徴を表す植物や昆虫も出現、小さな流れに咲いたミズバショウやショウジョウバカマを覗き、最後にはホオジロの美声に耳を傾ける等、いつも知っている場所でありながらも、月山ビジターセンター周辺の自然の豊かさをあらためて認識し共有する機会になったのではないかと思います。
月山ビジターセンター
ウサギ森周辺の自然をチェック
月山ビジターセンター
視線の先は眼下の沢に咲くミズバショウ
月山ビジターセンター
終了直前に野鳥観察
月山ビジターセンター
皆さんに美声を披露するホオジロ
羽黒地区パークボランティアには30年以上活動されている方もいます。それぞれこの出羽三山の自然について造詣が深く、訪れる方に思いをもって伝え、ビジターセンターを支えてくださっています。
 
月山ビジターセンター館内や同センター開催のイベントには、おそろいのキャップをキリッと被ったパークボランティアの姿があるはずです。是非会いにお越しください。
月山ビジターセンター
このキャップとワッペンが目印です