アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
羽黒の小径をゆく 羽黒山の宝石箱ロード巡視
2024年02月16日
羽黒
昨年秋、登山シーズンも終わろうかとしている頃、とある方から「冬の時期、自然保護官事務所は何をやっているのですか」と聞かれたことがありました。
冬の期間、羽黒自然保護官事務所管轄のほとんどを占める山岳地帯は雪に閉ざされており、現場に赴くことは多くありません。そのかわり事務所に籠城して、春から秋にかけて現場で蓄積した記録を形にするための仕事、主に次年度に向けた計画づくりや企画立案に没頭しています。
そんな時期ではありますが、2月初旬に某ミッションで月山ビジターセンターに隣接する散策路を巡視しました。
この散策路は平成21年に整備された園路で、これまでにもアクティブレンジャー日記でご紹介している「羽黒自然の小径」の一部です。1周30分程度で歩くことができる散策路ながら、展望東屋や自然観察広場、土中観察壁といった自然観察の環境が整っています。
散策路は小さな丘をめぐっており、適度な起伏、所々に尾根や沢や谷、広葉樹や針葉樹が入り交じり、羽黒山周辺の自然環境をコンパクトに詰め込んだ宝石箱のようです。
前置きが長くなりましたが、2月、厳冬期の散策路の様子をお届けします。
例年より積雪量が少ないながらも、直前にちょうどよく降雪もあり、スノーシューを履いて向かいました。
冬の期間、羽黒自然保護官事務所管轄のほとんどを占める山岳地帯は雪に閉ざされており、現場に赴くことは多くありません。そのかわり事務所に籠城して、春から秋にかけて現場で蓄積した記録を形にするための仕事、主に次年度に向けた計画づくりや企画立案に没頭しています。
そんな時期ではありますが、2月初旬に某ミッションで月山ビジターセンターに隣接する散策路を巡視しました。
この散策路は平成21年に整備された園路で、これまでにもアクティブレンジャー日記でご紹介している「羽黒自然の小径」の一部です。1周30分程度で歩くことができる散策路ながら、展望東屋や自然観察広場、土中観察壁といった自然観察の環境が整っています。
散策路は小さな丘をめぐっており、適度な起伏、所々に尾根や沢や谷、広葉樹や針葉樹が入り交じり、羽黒山周辺の自然環境をコンパクトに詰め込んだ宝石箱のようです。
前置きが長くなりましたが、2月、厳冬期の散策路の様子をお届けします。
例年より積雪量が少ないながらも、直前にちょうどよく降雪もあり、スノーシューを履いて向かいました。
冬は道が雪に埋もれて不明瞭になりますが、一方で木々の葉っぱが落ちて見通しがよくなります。丘の上にある展望東屋が見え、地形図を持って行くと現在位置がよりわかりやすく、読図の練習にも最適です。分岐点には標識も設置してあります。
この日はスノーシューのトレースや動物たちの足跡が道しるべになりました。
この日はスノーシューのトレースや動物たちの足跡が道しるべになりました。
丘の頂点には展望東屋。この丘のランドマークであり、階段をあがって上から展望を楽しんだり、ベンチで一休みしたり、目線が木と一緒になるので木と会話しているような気分になれます。
距離・時間は短いながらも、何かと発見のある道です。
積雪期はスノーシューまたはかんじき、長靴を履いて散策をお楽しみ下さい。
月山ビジターセンターではスノーシューのイベント(スノーシュー散歩等)や貸し出しをしております。是非ご利用下さい。
積雪期はスノーシューまたはかんじき、長靴を履いて散策をお楽しみ下さい。
月山ビジターセンターではスノーシューのイベント(スノーシュー散歩等)や貸し出しをしております。是非ご利用下さい。