アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
首崎(こうべざき)
2023年06月13日
大船渡
みなさん、こんにちは。
大船渡自然保護官事務所の坂本です。
暦の上での「入梅」に合わせて、東北地方も梅雨入りしたようです。
四季のある日本、この時期だからこそ会えるシーンを楽しみたいと思います。
大船渡自然保護官事務所の坂本です。
暦の上での「入梅」に合わせて、東北地方も梅雨入りしたようです。
四季のある日本、この時期だからこそ会えるシーンを楽しみたいと思います。
先日、大船渡市の首崎(こうべざき)の巡視へ行ってきました。
首崎は三陸復興国立公園の特別地域に指定されてはいますが、あまり観光客が訪れることのない場所です。
正直なところ内緒にしておきたいスポットなのですが、歩いてしか到達できない先端から見える景色はまさに絶景、三陸復興国立公園にはこんな秘境もあることをご紹介したく、毎年日記にしたためています。
同じアングルの写真を昨年撮ったものと並べてみました。
どこか違うのですが、お気づきでしょうか?
首崎は三陸復興国立公園の特別地域に指定されてはいますが、あまり観光客が訪れることのない場所です。
正直なところ内緒にしておきたいスポットなのですが、歩いてしか到達できない先端から見える景色はまさに絶景、三陸復興国立公園にはこんな秘境もあることをご紹介したく、毎年日記にしたためています。
同じアングルの写真を昨年撮ったものと並べてみました。
どこか違うのですが、お気づきでしょうか?
尾根づたいに灯台まで電線をつないでいた電柱がなくなっています。
送電の役目を終えた電線・電柱の撤去工事が昨年行われました。
環境負荷を考慮し大型運搬車両を使わず行われた撤去作業です。10メートル以上もの電柱を手作業で運び出したそうです。すごい!
岬の先端に行くまでの間に三陸復興国立公園の指定植物であるマルバダケブキの群生地があります。マルバダケブキは山地や高山帯に分布すると言われていますが、三陸海岸では標高100メートルを切る低地でも見ることができます。
撤去された電柱を運び出すためにはこの群生地を通らなくてはならず、工期を花期の終わった頃に調整していただきました。
どこを通したのかわからないほど、群生地は変わらず輝いていました。
送電の役目を終えた電線・電柱の撤去工事が昨年行われました。
環境負荷を考慮し大型運搬車両を使わず行われた撤去作業です。10メートル以上もの電柱を手作業で運び出したそうです。すごい!
岬の先端に行くまでの間に三陸復興国立公園の指定植物であるマルバダケブキの群生地があります。マルバダケブキは山地や高山帯に分布すると言われていますが、三陸海岸では標高100メートルを切る低地でも見ることができます。
撤去された電柱を運び出すためにはこの群生地を通らなくてはならず、工期を花期の終わった頃に調整していただきました。
どこを通したのかわからないほど、群生地は変わらず輝いていました。
国立公園に指定されているエリアに入る前の林道で大規模な伐採が行われていました。
木材の運搬車両や作業車が往来していますので、通行の際はご注意ください。
また、国立公園内での樹木の伐採や土石の採取など行う際には許可または届出が必要となりますので、事前に管轄の自然保護官事務所へご相談いただきますようお願い致します。
ご参考:国立公園において許可又は届出が必要な行為と様式
木材の運搬車両や作業車が往来していますので、通行の際はご注意ください。
また、国立公園内での樹木の伐採や土石の採取など行う際には許可または届出が必要となりますので、事前に管轄の自然保護官事務所へご相談いただきますようお願い致します。
ご参考:国立公園において許可又は届出が必要な行為と様式