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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

滅多に足を踏み入れられない場所へ!山田町・漉磯海岸

2023年03月20日
宮古 古館 百合子
宮古自然保護官事務所の古館です。あっという間に春が来ましたね。お正月以降がびっくりするくらい体感として早く感じます。
 
さて、先日、山田町の漉磯(すくいそ)海岸を訪れました。ここは、霞露ヶ岳の山頂へと続く登山道/みちのく潮風トレイルのルートがあり、以前から登山口が分かりづらいとのお声が聞かれる場所でしたが、このたび山田町と観光協会のみなさんの手作りで標識設置が完了したとの情報があり、現場を確認してきました。
漉磯海岸側の登山口。白い板に黒地で黄色字の新しい看板
拡大写真。駐車スペースからもばっちり確認できます!
この日は晴天で、かつ10時4分が干潮で60cm、さらに、外海に面しているので普段は波が荒れることが多いのですが、春の海を連想させる穏やかな海という好条件が揃ったので、海岸にある滝を見に足を伸ばしてみました。こんな条件の良い日に巡り合うことは今までもなく、私も滝の下まで行くのは初めてでした。
滅多に近くで見られない滝。この日は春というにはほど遠く、落ちて白く氷と化していました。
滝の下から振り返ると、三陸復興国立公園の名所・赤平金剛(あかひらこんごう)がはっきり見えました。高さ300mにもなるこの崖は、陸地からは全景を見られないので、この景色も貴重。
赤丸で囲ったところが赤平金剛
人が写っていることによって、スケール感伝わります?
この日に歩いたところは、満潮時や海が荒れていると歩けない場所です。決して無理をして見に行かないようにお気を付けください。
 
では!