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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

おおさき環境フェアに参加しました

2022年11月29日
仙台 鎌田 和子
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
11月12日に開催されました「おおさき環境フェア」に参加、ブース出展してきましたので報告します。
開催されたのは大崎市古川総合体育館です。2019年は台風19号の被害が甚大なため中止となり、その後新型コロナ発生のために開かれず4年ぶり、ただ、密を避けるため、縮小しての開催となりました。
開会式
大崎市ゼロカーボンシティ宣言 記念撮影
開会式では、大崎市の小中学生の環境ポスターの表彰等がありました。そして、大崎市長が受賞した小中学生やブース出展者に囲まれて、ゼロカーボンシティ宣言を行いました。東北地方環境事務所からは菅野専門官が壇上に上がりました。
 
今回、東北地方環境事務所野生生物課から出展した内容は大きく分けて二つです。
1つ目は、外来生物のアメリカザリガニについてです。子どもも大人も一度は飼育しているかもしれない身近なアメリカザリガニの問題や飼育についてクイズや動画、パネルで理解を深めてもらいました。
外来生物って何?
パネルや動画、クイズを準備しました。
アメザリクイズ
クイズに挑戦する子どもたち
キャプション:アメザリクイズ
出題された3問のクイズ
子どもも大人の方もクイズに挑戦し、悩みながらも答えてくれていました。
1問目は、もともと日本にいる生き物はという問いです。アメリカザリガニやウシガエルが身近な生き物のため、迷いながら回答していました。
2問目は、アメリカザリガニと池の生き物の関係の問いです。イラストの助けもあって、アメリカザリガニが魚や水草を食べてしまうことを多くの人が正解していました。
3問目は、アメリカザリガニを飼うための大切な約束です。「かわいそうだから(池や川にはなしてあげる)」という言葉に子どもたちは迷っている様子でした。
その後、正解を見て一喜一憂していました。来年6月以降、アメリカザリガニが特定外来生物になる予定ですが、一般のご家庭ではこれまでどおり飼育できます。ただし、飼うときは、逃げないように、池や川などに放さないで最後まで大切に飼う必要があります。そのことを参加者の皆さんに伝えました。
 
詳しくは、環境省ホームページをご参照ください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/amezari.html
2つ目は、犬や猫のマイクロチップ装着についてです。今年6月から販売される犬や猫へのマイクロチップの装着・登録が義務化されましたので、その紹介をいたしました。
マイクロチップ
マイクロチップの大きさやマイクロチップリーダーを紹介
マイクロチップリーダー
犬、猫、アライグマのぬいぐるみにリーダーをかざして、マイクロチップを探してみました。
ペットは大切に
犬や猫を家庭に迎えることになったら、マイクロチップ・飼い主情報の登録をしましょう。
マイクロチップの大きさは直径1.4㎜、長さ8.2㎜程度の円筒形の小さな電子標識器具です。専用のリーダーで、マイクロチップの番号を読み取ることができます。
災害や迷子で保護されたとき、マイクロチップの登録をしておくと、飼い主のもとへ戻る確率が高くなることなどを獣医師でもある伊藤企画官と紹介しました。
 
マイクロチップ登録の普及に協力したぬいぐるみの犬や猫たちは、ブースを訪れた皆さんの人気者。
犬や猫を飼うことになったら、マイクロチップ・所有者情報の登録が必要です。そして、お引越しで住所が変更になったら、登録事項の変更届が必要になります。詳しくは、環境省ホームページをご参照ください。
 
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html