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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

冬は駆け足

2022年11月15日
十和田
蔦沼の渋滞対策業務が終わると、いよいよ冬がやってくるぞ、という気持ちになります。先日(11月2日)蔦温泉の駐車場は、冷え込んで、氷と光の芸術が繰り広げられていました。
こおり1
お日様が当たるととけてしまいます
こおり2
キラキラまぶしい
こおり3
カエデの葉も寒そう
10月21日から10月31日まで実施された、蔦沼周辺の渋滞対策に関わってくださった多くの関係者の皆様に心から感謝いたします。この取り組みで、蔦沼の自然が守られ、来場される方が安全にゆったり見ることができる環境が整ってきたと感じます。
対策前
渋滞対策実施前の混雑したデッキ
対策前
デッキに入りきらず湿原に入りこむ人々
ふみあらし
湿原を踏み荒らす
ふみあらし
植生の崩壊
駐車場
駐車場に入りきらない車は路上駐車
対策後
渋滞対策実施後:ゆったりと景色を堪能できる
対策後
2022年10月21日
対策後
昨年、折られていたススキが今年は健在でした
対策後
太陽がのぼると影がなくなる
11月2日は雨模様でしたが、皆さんが帰り始めた頃に虹がでました。
対策後
みんなゆったりと見られます
対策後
曇が多いとまた違った風景が見られます
対策後
紅葉は終盤だが、また趣のある風景
対策後
年ごとに、日ごとに、様々な風景が繰り広げられる
対策後
皆が帰り始めた頃に虹が現れた
対策後
一期一会の虹
山の雪だよりもちらほらと聞こえてきますが、ここ十和田湖畔では、十和田荘の大銀杏の葉が全て落ちたら雪が降ると言われています。
銀杏
11月8日の様子
銀杏
杉並木に遠慮しているようです(14日には既に葉が無くなりました))
雪はやっかいなことも多いですが、全てを白く覆い尽くし、極上の美しい世界が待っています。雪や冬を楽しんでこそ、北国に暮らす醍醐味を味わえるのではないでしょうか?
奥入瀬1
奥入瀬渓流に光のシャワー
先日の業務の途中で、奥入瀬渓流を車を走らせていると、今まで見たことのない光の柱が目にとまりました。思わず、車を駐められる場所を探して、光の場所に走りよりました。朝の一瞬のまばゆい光景、天使が舞い降りてきたような、とても幻想的な風景でした。
奥入瀬2
天使の階段
奥入瀬3
言葉もなく見つめる
奥入瀬3
幸運が降り注ぐ
奥入瀬4
天使が舞っているかのよう
11月8日の満月は、442年ぶりに皆既月食と惑星食が重なる日とのことで、十和田湖畔では、月を観察する会が開かれました。湖畔に設置された天体望遠鏡では、月食で赤銅色になった月に天王星が隠れていく様子を観察しました。次に同じ様子が見られるのは322年後だそうです。気が遠くなりますね。天の川やアンドロメダ大星雲もはっきり確認でき、冬に向かうこの季節は、空気が澄んで星の観察が楽しい季節です。カメラの腕を磨いて星空をきれいに撮れるようなりたいです。
月
外輪山に満月が沈んでいきます
月
また来月お会いしましょう
外輪山の周辺の山々も雪化粧をして、長い冬に向かってカウントダウンです。十和田湖、奥入瀬、八甲田の冬といえば、しぶき氷、蓮葉氷、奥入瀬渓流の氷瀑(氷瀑ツアーも開催されます)樹氷など、魅力満載です。楽しみいっぱいの冬になりますように。