アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
秋の気配
2022年09月16日
十和田
湖畔を歩いていると、カツラの香しい匂いが漂う季節となりました。(カツラの枯れ葉は、砂糖を焦がしたような美味しそうな香りがします。若葉の時もほのかに香ることを確認しています。)
木々の葉の色づきとともに、湖畔の風はすっかり秋色です。少し気が早いですが、十和田湖から秋の便りを、伊藤がお届けします
時折、当事務所に、八甲田、十和田、奥入瀬周辺の紅葉情報をお問い合わせいただきます。私達も常にフィールドに出ているわけではなく、適切な回答をできない時もありますが、日々、目に映る季節の移り変わりを、できる限りお届けしたいと思っています。
先日の大雨の被害の復旧作業が続いていて、湖畔に重機の入っている珍しい風景を目にしました。
先日の大雨の被害の復旧作業が続いていて、湖畔に重機の入っている珍しい風景を目にしました。
湖畔を、もとパークボランティア会員さんを含む三人が、ゴミ拾いをされていました。
秋は実りの秋でもあります。いろんな種類の木の実が枝に揺れています。
9月11日、「十和田湖ムーンクルーズ」というイベントに参加してきました。夜の遊覧船は初めてで、どきどきしながら夜の桟橋に向かいます。
十六夜(いざよい)の月は隠れて顔を出しませんでしたが、船内でのイベントを楽しんだり、暗闇を運行する遊覧船のデッキで行く夏を惜しんだり、楽しいひとときでした。月面の模様を、日本ではウサギの餅つきに例えますが、世界各国では様々な形容がされているようです。ワニ、ロバ、カニ、吠えるライオンなど、想像力を働かせて月を眺めるのもいいですね。イベントは11月まで企画されています。秋の夜長に湖上で月見、ワクワクしますね。詳細はこちらをご覧ください。12日の明け方は、十六夜の月が外輪山に浮かんでいました。
人工の明かりが少ない十和田湖畔で、天体観測はいかがでしょうか。