アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
伊豆沼・内沼の水害
2022年07月25日
仙台
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
7月15日から16日にかけて宮城県を襲った豪雨、特に宮城県北部の大崎市、登米市、栗原市はとても大きな水害に見舞われました。
被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
7月15日から16日にかけて宮城県を襲った豪雨、特に宮城県北部の大崎市、登米市、栗原市はとても大きな水害に見舞われました。
被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
伊豆沼・内沼は豪雨のため水位が2m上昇しました。そのため7月23日から予定していた「はすまつり」は、通常水位に下がるまで延期となっています。楽しみにされていた方々は、もうしばらくお待ちになって、地域の情報を確認されてからお出かけください。
この水害は、国指定伊豆沼鳥獣保護区や国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区にも影響がでています。沼は満水、周辺の水田も冠水していますが、遊水地の役割を果たして、洪水の被害を最小限に抑えています。
7月20日に開催した伊豆沼・内沼自然再生協議会事務局会議では今年行う事業の現場の確認予定でしたが、急遽被害状況を確認しました。
7月20日に開催した伊豆沼・内沼自然再生協議会事務局会議では今年行う事業の現場の確認予定でしたが、急遽被害状況を確認しました。
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の皆様の案内で、伊豆沼の水位、ハスの葉が水没した様子や沼のようになった水田を見て、呆然とした後ろ姿です。
外来魚防除の拠点として、また冬は鳥インフルエンザ対応に使用している国指定伊豆沼鳥獣保護区管理センターは、床上浸水してしまいました。7月19日に浸水した管理センターの掃除をしてきました。過去にも床上浸水が幾度かあるため、浸水対策を行っていたため、床の掃除だけで済みました。
今回、7月19日、20日と連続して伊豆沼・内沼に出かけましたが、水位はそう簡単に下がる訳ではなく、その後も雨の日があり、農家の皆さんも、「はすまつり」のみなさんも、私たちも心配しています。どうか、早く水がひけ、農作物の被害が最小限に、「はすまつり」でにぎわう伊豆沼・内沼を心待ちにしています。
伊豆沼の様子は環境省がサンクチュアリセンターに設置しているライブカメラ(インターネット自然研究所)で見ることができます。ハスが青々と成長していた様子、雨で伊豆沼の向こうの水田も水に浸かってしまっている様子など日々の変化を見ることができます。
伊豆沼の様子は環境省がサンクチュアリセンターに設置しているライブカメラ(インターネット自然研究所)で見ることができます。ハスが青々と成長していた様子、雨で伊豆沼の向こうの水田も水に浸かってしまっている様子など日々の変化を見ることができます。