アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
楽園
2022年06月30日
十和田
日々、違う表情を見せる十和田湖が美しい水無月です。
龍神様のような倒木はすっかり姿を変えてしまいましたが、今日も見守ってくれています。
龍神様のような倒木はすっかり姿を変えてしまいましたが、今日も見守ってくれています。
環境省 東北地方環境事務所のホームページがリニューアルされ、光栄なことに私の十和田湖の写真が採用されました。一部切り取りされていますが、元の写真をご覧ください。
6月26日、十和田八甲田地区パークボランティア活動で酸ヶ湯インフォメーション周辺の清掃作業と、北八甲田井戸岳の登山道調査、薬師沢に設置したロープの手直し作業を行いました。
今日の私の担当は、駐車場周辺の草刈りです。
前回の草刈りから、かなりイタドリが伸びているので、草刈り機械での作業です。
9時すぎには、登山者などで駐車場が満車になりました。登山者に比例して、ゴミも増えてきます。
昼前に作業を終え、毛無岱周辺の花に会いにでかけます。
毛無岱に続く登山道は、けして緩やかではありませんが、急な階段を登りきった先には、天国のような花園が待っています。
酸ヶ湯温泉から、下毛無岱、上毛無岱までの風景をお楽しみください。
毛無岱に続く登山道は、けして緩やかではありませんが、急な階段を登りきった先には、天国のような花園が待っています。
酸ヶ湯温泉から、下毛無岱、上毛無岱までの風景をお楽しみください。
昨年に出会った花に会えるかどきどきしていたら、同じ場所で待ってくれていました
氷河期からの生き残り、ミツガシワです。通常は白いのですが、ここの周辺のミツガシワはすべて桃色です。
初めて出会った一昨年、感動を伝えたくて写真展に出展しました。
今年も、同じ場所でまっていてくれました。
表面は可憐な花ですが、水面下は太い大蛇のような根がネットワークのようにつながっています。
氷河期からの生き残り、ミツガシワです。通常は白いのですが、ここの周辺のミツガシワはすべて桃色です。
初めて出会った一昨年、感動を伝えたくて写真展に出展しました。
今年も、同じ場所でまっていてくれました。
表面は可憐な花ですが、水面下は太い大蛇のような根がネットワークのようにつながっています。
太い根からのびた細い根には、かわいらしい子供が育っています。
何故にここだけが桃色なのか、思いをはせてしまいます。
少し離れた場所のミツガシワは真っ白です。
少し離れた場所のミツガシワは真っ白です。
もうひとつ会いたい花に会えました。
八重咲きチングルマです。
通常チングルマの花びらは5枚です。何故こうなっているのか、自然界は不思議なことだらけです。
八重咲きチングルマです。
通常チングルマの花びらは5枚です。何故こうなっているのか、自然界は不思議なことだらけです。
会いたい花に会えて、足取りも軽やかです。
山頂付近は風速20mで、ロープウエーも運休のようです。
風雨も強くなってきたので、毛無岱で下山しました。
途中も様々な花が咲き乱れています。
ウラジロヨウラクも八甲田ではこんな色です。ガクがあるのは、ガクウラジロヨウラクです。
日本100名山でもある八甲田。
八甲田山とは、18もしくは19の山の総称であり、それを代表する北八甲田の大岳に続く道、酸ヶ湯温泉から毛無岱を通るコースは、魅力あふれる登山道です。
強風の中、パークボランティアの皆さんは登山道のロープの手直しをして下山されました。
本当にお疲れ様でした。どの山にも、そんな縁の下の力持ちがいることを忘れず、山に登らせていただきたいと常々思っています。