アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
樹木散策に出よう!
2021年07月21日
羽黒
こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の風間です。
私は昨年まで森林の勉強をしていました。好きな樹木は、「カジカエデ(形が美しい)」、「メグスリノキ(紅葉のサーモンピンクが綺麗)」、「キハダ(薬用樹木で樹皮をはぐと黄色く、食べると苦い)」等です。
先日、月山ビジターセンターのイベント「樹木観察会」で、講師として話をさせていただきました。
会場は月山ビジターセンターの裏にある、やすらぎの森です。
ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、イロハモミジ、ナナカマド、ケヤキ、クロモジ、ハリギリ、リョウブ、ホオノキ、ユリノキ、ムラサキシキブ、カツラ、ヤマボウシ、スギ、ヒノキ、アカマツ等、沢山の樹木が観察できました。
樹木の名前がわかると、その場所の特徴がよくわかります。たとえば、スギがあったらその場所は水分が多い場所だとわかります。アカマツがあったらその場所は尾根である可能性が高いということがわかります。
解説中、ふと皆さんの手元を見るとメモをしている方がちらほら。解説者としてはうれしい限りです。
森林を歩くとき、樹木の知識があると何倍も散策が楽しくなります。
ホオノキとトチノキ、一見似ていますが違いはわかりますか・・・?
スギの葉の一年分の成長量はどのように見分けるかわかりますか・・・?
是非図鑑片手に、樹木に詳しい人と一緒に散策を楽しんでください。