アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
クロコシジロウミツバメを迎える準備万端!
2021年05月14日
宮古
みなさん、こんにちは。宮古自然保護官事務所の古館です。
爽やかな春風に包まれた5月12日、国指定鳥獣保護区に指定されている日出島に上陸してきました。
上陸は昨年の9月以来8ヶ月ぶり。
9月の調査はこちらから
今回の目的は、修理した巣箱の再設置ほかいくつかありましたが、まもなくクロコシジロウミツバメが営巣にやってくるので、設置している巣箱の入口をきれいに整えてきました。
巣箱の中はクモの巣などがあったりする場合もあるので、快適に住みやすいよう綺麗に掃除。
【左:作業前 右:作業後】
そんな中、2箇所の巣箱にクロコシジロウミツバメよりも先に飛来するコシジロウミツバメを確認。1箇所には1羽、もう1箇所はペアで巣箱を使用していました。
オスメスの外見は一緒で見分けが難しいですが、山階鳥類研究所の方に教えていただいたところ、おなかの抱卵班(卵を温めるために、お腹の羽毛が抜けて皮膚が見えているところ)が濃いほうがメスだそうです。
【赤丸部分が抱卵班】
※鳥獣捕獲の許可を得た専門家が捕獲しています。
昨年は、クロコシジロウミツバメの成鳥と雛も確認しているので、今年も巣箱を利用してくれることを願います。
では、また!