アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
初夏の浄土ヶ浜
2020年06月10日
宮古
こんにちは、宮古自然保護官事務所の古館です。
時折、海霧【やませ】が陸地を覆い肌寒い日もありますが、夏の気配を感じるように
なった初夏の浄土ヶ浜の様子をお届けします。
巡視をした5月29日は、風がなく波が穏やかだったため、水面にうっすらと白い
岩肌が映っていました。
さて、浄土ヶ浜園地内には、自然歩道が北に南にと張りめぐらされているのを
ご存じですか?
森の中を歩くコースでは、初夏の花々が咲いています。今が満開のツツジの仲間の
【サラサドウダン】の花びらが足元にころころと落ちていて絨毯のよう。踏むのが
もったいなくて、足をどこに置こうか悩んでしまうくらいです。
そのほかにも、マルバダケブキ(左)とハマナス(右)も開花中です。
そしてこの日は、こんな出会いも。浜に近い草地ではハクセキレイを発見。
エサを探して右へ左へ...。私との距離はわずか2m弱。
エサを発見!虫をくわえて...
"すごいでしょう?"と言わんばかりにこちらを見つめ、去って行きました。
こんなに近くで観察したのは初めてでした。相当おなかがすいてエサ探しに夢中に
なっていたのかもしれません。
ニッコウキスゲやスカシユリ、ハマギクなど花々の開花が続き、同じ道でもまた
違った雰囲気を味わえます。
またこちらでご紹介しますので、遠方で浄土ヶ浜まで来られないみなさまは、
おうち時間でお楽しみくださいませ。
ではまた!