アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
出前授業に行ってきました*2019~陸前高田市広田小学校~
2019年07月01日みなさんこんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。
昨年度に引き続き、今年度も広田小学校の6年生と触れあう機会をいただきました。
国立公園・ジオサイト・みちのく潮風トレイル3点が揃っている広田町だからこその授業です。
今年度は総合的学習のカリキュラム「地域について学ぶ」において、
国立公園とみちのく潮風トレイルの観点から野外授業を3回行うことになっています。
今日は第一回目の授業の様子をご紹介します。
最初に教室で三陸ジオパークと国立公園について座学。
【(左)ジオパークについて授業する三陸ジオパークの佐藤さん】
【(中)国立公園について授業する大船渡事務所の福濱自然保護官】
【(右)トレイル中の観察ビンゴゲームについて説明する島田先生】
そしてみんなが「ジオ」「国立公園」に興味が沸いたところで
自分たちの地元の宝、三陸復興国立公園黒崎仙峡がみちのく潮風トレイルの一部と紹介し
実際に歩いてみる、トレイルプチ体験をしてもらいました。
【みちのく潮風トレイルを知っていると手を挙げた生徒さんがちらほら・・・うれしい!】
ゲストとして岩手県立大学准教授島田先生が植物解説をしてくれるというプレミア付きで
生徒さんだけでなく先生方までもがトレイルと自然観察を楽しんでいました。
震災後、自由に外で遊べる場所が限られているみんな、そしてその状況が身に染みてわかっている先生方にとっては本当に楽しい時間だったと思います。
【黒崎仙峡は歩きやすく歩道が整備され、木漏れ陽が気持ちいい林間コース。植物観察にもってこいです。】
【島田先生の説明を熱心に聞いてましたね。一番お気に入りの植物は何だったかな。】
途中休憩の石浜にて・・・やっぱり始まった水切り大会。
水辺に石があると必ずやってみてしまうのは今も昔も変わらないですね。
ちょっと危ない?と思う場面でも、生徒が好きに遊ぶ姿を先生は笑顔で見守っているのが印象的でした。
次回は秋、周辺地域の資源発見ということで碁石海岸のトレイルルートを体験してもらう予定です。
またみんなに会えるのが今から楽しみでなりません。