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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

森吉のクラフトイベント報告

2018年08月02日
秋田 足利 直哉

秋田自然保護官事務所の足利です。

 

 今期、森吉山野生鳥獣センターでは"クラフト"に力を入れています。いつでも体験可能なレギュラーメニューに加えて、毎月1回講師の先生を招くなどしてイベントとして実施しているものがあります。今回の日記では、6月と7月に実施したクラフトイベントの様子をお伝えします。

 

 先ずは7月29日(日)に実施した「苔玉作り」から。

近頃「苔玉」人気が高まっているようですが、私の耳には『せっかく作った苔玉が黒くなってしまった・・。』とか『中の木が死んでしまった・・。』など悲痛な声が届いていました。その原因を探るべく、各地で苔玉づくりを指導したり、苔玉作りのイベントを運営している方々から作り方等を教えていただいたり、植物園等のスタッフから苔玉の手入れの方法などを聞いたりして、私なりにいつか苔玉づくりのイベントを行えるように準備を進めてきました。また苔の調達についても苔を不要としている所から材料を調達できるようにマッチングも図って今回ようやく実現しました。

 

<苔玉づくりの様子>

  

 いろいろな方から教えていただいた作り方に自分で何度か試してみた事で分かったコツなども交えてお話しして苔玉作りに挑戦していただきました。今回参加された方は過去に苔玉作りのイベントに参加したことがある経験者でしたが、この日実践したやり方は『その時よりも簡単で、やりやすかった』と好評を頂きました。

 

 そんな方々が作った作品がこちら。キレイに出来たので、ご自宅のどこかに飾っていただけているかな?

 

<苔玉作品>

 

   

 続いて、報告が遅くなりましたが6月24日(日)に実施した「流木アートに挑戦」。

 講師には、造園屋さん・樹木医・カヌーイスト・河川モニター・銅版画家・画家・木工作家など様々な顔を持つ吉田豊史さんをお招きしました。吉田さんは「最近趣味で流木アートにはまっている」との事で、今回の講師をお願いしました。

 主材料になる流木については、森吉山野生鳥獣センター運営協議会のメンバーでもある森吉山ダム管理支所にご協力いただいて、森吉山ダムに溜まった厄介者の流木を提供していただきました。

<流木アート作りの様子>

 

 土台になる木材や装飾のカラーサンドなどは吉田さんにご用意いただいて参加された方々それぞれ3つの作品を作りました。作品を作りながら花が咲いたおしゃべりもとっても楽しかったです。

こちらも皆さんのご自宅に飾っていただいているかな?

 

<流木アート作品>

 

 この後、森吉山野生鳥獣センター運営協議会のクラフトイベントは、8月11日(土)の夏休み企画「木工クワガタ」と9月30日(日)の「プリザーブドフラワーアレンジメント」、10月21日(日)の「押し花作品づくり」の3回予定しています。木工クワガタの時には、野生鳥獣センター周辺に生息しているクワガタ情報もお話しする予定です。プリザーブドフラワーアレンジメントと押し花作品づくりは、作品展示にもご協力いただける方々に講師をお願いしてワークショップ的に実施します。

なお、参加には事前の申込みが必要となります。また、プリザーブドフラワーアレンジメントと押し花作品づくりには材料費として500円いただきますので、ご了承ください。

お問い合わせ、申込みは「NPO法人冒険の鍵クーン」まで。

電話0186-72-3168

FAX050-7515-6163 

Eメール contact@ku-n.jp