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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「大潟村野鳥通信」

2017年12月01日
秋田 足利 直哉

秋田自然保護官事務所の足利です。

 師走を迎え、大潟草原鳥獣保護区やその周辺地域では、ガンやハクチョウ、カモ類がたくさん観察できるようになってきました。国指定大潟草原鳥獣保護区での調査データを見てみると11月下旬から12月中旬ころまでが、確認されるガンカモ類の種数、羽数ともにひとつのピークを示す時期になっていて、ハクガンやシジュウカラガンなどが大潟村にやってくるのもこの時期です。今年もそれらをはじめ、たくさんのガン、ハクチョウ、カモたちがやってきて水辺や餌場が賑やかになってきました。

<餌場へと向かうガンたち(大潟草原野鳥観察舎より)>

<水辺上空を飛び交うカモたち(大潟草原野鳥観察舎より)>

 大潟村にはこの時期たくさんのバードウォッチャーが訪れますが、その多くの方々が「道の駅おおがた」を利用しているようです。秋田自然保護官事務所では、道の駅おおがた、大潟村、大潟村干拓博物館、大潟村の自然を愛する会などとともに「道の駅おおがた」の24時間コーナー(休憩所や自動販売機のある施設)の一画に『大潟村野鳥通信』という掲示板を設置、運用しています。これは各月毎に大潟村で見られる代表的な野鳥の確認情報を提供する為のもので、当事務所では鳥獣保護区管理員さんやアクティブレンジャーが業務の際に確認した野鳥についてその都度、情報提供しています。(今朝も昨日調査を実施した鳥獣保護区管理員さんの調査データを提供し、その情報が既に掲示板に反映されています。)

 掲示板には主な野鳥の写真と、その野鳥の観察場所を示す地図がありますので、バードウォッチングする際の参考にしていただけるかと思います。「道の駅おおがた」にお立ち寄りの際は是非24時間コーナーにある『大潟村野鳥通信』掲示板をご覧ください。そして新たな情報を得られましたら、道の駅に隣接する大潟村干拓博物館へ情報提供していただけるとありがたいです。

 ※ガンやハクチョウの餌場となっている田んぼでは、農家の方々が忙しく作業をしていますので、野鳥にも農家の方々にも配慮して観察して下さいますようお願いいたします。