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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

上を向いて歩こう枯れ木調査

2017年09月28日
十和田八幡平国立公園 村田 野人

 こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。十和田湖は朝晩冷え込むようになり、日中との寒暖差が体に堪えます。こちらへおいでになる際は、上から羽織る事ができる衣類があるといいですよ。

 さて、山はてっぺんから1日1日赤や黄色の面積が増え、紅葉の最盛期はもうすぐです。たくさんの利用者の方が訪れる時期を目前に、日常的に行っている蔦野鳥の森歩道の巡視にもさらに力が入ります。今回は歩道周囲の枯れ木を重点的に確認しました。

 枯れ木を見る際に筆記用具やカメラはもちろん持って行きますが、欠かせないのが双眼鏡です。普段は鳥の生息状況調査に使う双眼鏡、木の高い所にある枝の状況や枝の周辺の葉を見て樹種を推定するのに重宝します。真上を見ながら、行ったり来たり、歩道を一周する頃には首がとても疲れます。

 この日は、歩道の真上で折れたまま引っかかっている枝を見つけたので、関係機関や業者の方に連絡を取って緊急的に処理しました。

かかり木処理済み<折れて引っかかっていた木>

皆さんも、ずっと上を見ている必要はありませんが、自然の森に入る際は、周りに気をつけて歩きましょう。特に、強風、台風、大雨などの日は無理に森に入らないでくださいね。