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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

南三陸町ラムサール条約・スノーケリング講座

2017年08月28日
三陸復興国立公園 黒田和真

こんにちは。石巻自然保護官事務所の黒田です。

 

821日、南三陸町でラムサール条約とスノーケリングの講座を開催し、

地元小学生9名が参加してくれました。

 

この夏は、雨が続き、海が荒れていることが多かったので、

スノーケリングができて、ホッとしました。

 

 

【スノーケリングの様子】

南三陸町の湾内は暖流と寒流の影響を受け、マコンブの南限やアラメの北限に近く、他にも様々な海藻類が生育しています。これらの海藻類は絶滅危惧種のコクガンや、ウニやアワビなどのエサにもなっています。

環境省は東日本大震災より前に、志津川湾をラムサール条約の潜在候補地として選定していました。そして現在、復興が進むなか、南三陸町は地域資源の見直しとしてラムサール条約の登録を目指しています。

今回の講座は、この貴重な海藻について学び、実際に海で覗いてみようというものでした。

 

【ラムサール条約のお話】

連日の悪天候で海中の視界はあまり良くありませんでしたが、波際に打ち上げられた大量の海藻類を手に取って感触を確かめながら観察を行えました。

 

 

【打ち上げられた海藻】

今シーズンは中々天候に恵まれていませんでした。今回が初めてのスノーケリング体験だった子どもも多かったので、いつかは晴れた日に、海に揺らめく豊かな海藻たちを覗いて欲しいなと思いました。