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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

オオハンゴンソウ防除活動

2017年06月08日
磐梯朝日国立公園 楊 寛明

こんにちは、裏磐梯自然保護官事務所の楊です。

 

さて、今年もこの活動が始まりました。

外来生物法による特定外来生物に指定されている、「オオハンゴンソウ」の防除活動です。

この活動は、裏磐梯のPV(パークボランティア)の皆さんと年に数回行っています。

 

   生育途中のオオハンゴンソウ

   撮影日 2017年6月3日

 

そもそもオオハンゴンソウとは

オオハンゴンソウは、キク科に分類される多年草の草本です。

北アメリカを原産地とし、高さは0.5~3m程になり、道路脇、荒地、田畑、湿原、河川敷などに多く生息しています。移入の原因は明治時代中期に観賞用として持ち運ばれたものが野生化してしまったのが始まりだそうです。

 

 

今回PVの方々と五色沼周辺で防除作業を行いました。

昨年、時間をかけて作業した場所もオオハンゴンソウが群生している状況にありPVの皆さんはあれだけやったのにきりがないと言っていました。

 

 

 

    活動の様子

 

 

まだ背丈が低く成長過程の状態でも、根が地面に張り巡らされていて、引き抜くことが難しく、防除の難しさを感じました。

 

オオハンゴンソウは一度防除しても繁殖力が高く再生してしまい、地域的な根絶は容易ではありませんが、これ以上拡大させないためには、継続して作業を行うことが重要だと改めて実感しました。

 

 

パークボランティアの皆様、寒い中作業にご参加いただきありがとうございました。