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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

バス・バスターズ始動

2017年05月22日
仙台

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

今年もこの季節がやってきました。「伊豆沼・内沼ゼニタナゴ復元プロジェクト」バス・バスターズが始まりました。

 

バス・バスターズは、伊豆沼・内沼の在来生物を脅かす存在である、ブラックバスやブルーギルを、ボランティアが集まって、人工産卵床に産み付けられた卵や、稚魚を三角網で掬うという地道な作業で駆除しています。

 

 

人工産卵床を引き上げ、産卵していないか確認中。

 

 

三角網で、稚魚掬いをしています。今回は、ブルーギルの稚魚が多く、三角網でヨシの繁みを挟み撃ちをすると、ブルーギルが網の中に入ってきます。多いといいながら、網に入る数は1度に1匹から10匹程度、これは昨年生まれた稚魚、大群での行動からバラバラでの行動になっているので、丁寧に探さなければ、網に入りません。

 

みんなで掬ったブルーギルの稚魚です。(体長約4cm)

 

 

こちらの人工産卵床では、オオクチバスの産卵が確認されました。人工産卵床に敷き詰められた石が回りに寄せられ、中央部のメッシュ状の処に産卵してあります。二段式の産卵床の上部と下部に卵が見られました。産卵の確認はこの1基、開始当初からすれば本当に少なくなりました。今シーズンも、設置してある産卵床は100基、一つ一つ確認しています。これからも、卵、仔魚、稚魚、成魚段階に合わせた駆除活動が行われます。

 

 参加してみたい方は、(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団のホームページから下記をご覧いただき、参加者登録を行ってご参加ください。

 http://izunuma.org/2_3.html

 

参加は1回でもよいそうです。また毎回参加していると、ガガブタやアサザなどの水生植物の生育、イトトンボなど、季節の移ろいを感じることもできます。

 

ワンポイント:人工産卵床を使用して、オオクチバスを駆除する方法は「伊豆沼方式」と呼ばれ、全国から注目されています。オオクチバスは、尾びれで産卵する場所を整地して産卵し、親バスはその卵を守ります。その習性を活かした駆除方法です。