アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
春を探して
2017年03月23日
盛岡
こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。
東京から桜の便りが届き、しばらくは桜の開花の話題が続きそうですね。
盛岡自然保護官事務所のすぐそばにある桜の名所をご存じでしょうか?盛岡地方裁判所敷地内の「石割り桜」です。巨大な花崗岩の割れ目に育った樹齢350年を超えるエドヒガンザクラは国の天然記念物に指定されていて、花の時期には盛岡市民だけでなく多くの観光客が訪れます。その石割り桜も先日、冬の寒さや雪をしのぐ雪囲いが外され、春を迎える準備万端のようです。
今回は、3月18日に網張ビジターセンターにて行われたスノーシューイベントの際に見つけた森の中の春についてご紹介しようと思います。
森の春と言えば、葉の鮮やかな「緑」新緑を思い浮かべる方が多いかと思いますが、森の春と言えば「赤」だという方もいます。
ダケカンバやブナの木が多い網張の森では残雪の時期、冬芽が赤く色づいて山がほんのり赤く染まります。冬芽が赤くなる理由は諸説あるようですが、日光を効率よく吸収する役割があるとも言われています。
冬芽をベタベタにして乾燥や寒さから身を守っていると言われるトチの冬芽も、どんどん大きくなって春を待っています。
←春の「赤」みつかりますか?
←ベタベタを確かめます。
春の季語としても使用されるユキクロカワゲラの姿もありました。雪原の中を黙々と歩き続ける姿は、やはり春の訪れを感じさせます。
春の準備を着々と進める自然界の生き物たちに遅れを取らないよう、私もしっかり春に向けて準備を行いたいと思います。
春の国立公園でお会いしましょう。