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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

森吉で野鳥観察会

2016年06月17日
秋田 足利 直哉

 6月12日(日)、森吉山野生鳥獣センター運営協議会と日本野鳥の会秋田県支部との共催で、野鳥観察会『アカショウビンに会いたい』を実施しました。当日は曇り空で風もなく野鳥観察には最適の条件が揃いました。

 2013年度から初めて今年で3回目(2014年は道路通行不可のため中止)の開催となるこの観察会ですが、昨年はオオジシギが森吉初観察という成果を上げ、今年も期待が膨らむ中での開催となりました。

    

  

 桃洞滝までの片道4㎞程度のコースを歩きながら野鳥の声が聞こえたら立ち止まって物音を立てずにみんなが一斉に双眼鏡をのぞき込んで野鳥の姿を探すというスタイル。初めての方はつい「どこどこ?」と声を出していましたが次第に周りの空気に慣れて一緒に双眼鏡をのぞき込んでいました。

   

     

 この日、観察できた野鳥は30種類。ちなみに参加者は森吉山野生鳥獣センター運営協議会と日本野鳥の会秋田県支部会員を併せて30人。そしてその中にはなんと、今年も出ました"森吉初観察"の野鳥「アリスイ」。肝心のアカショウビンは残念ながら声だけでしたが、貴重な野鳥とその行動も観察できましたし、成果も上げて素晴らしい観察会となりました。

  

  

 そして第2部は森吉山麓高原自然再生協議会(事務局:秋田県自然保護課)が担当する植樹活動です。ここからは秋田県自然保護課の職員2名にバトンタッチして進めていただきました。

  

   

       

 野鳥に興味を持った方々が集まっての野鳥観察会後の植樹ですから、願いは一つ『○年後に私の植えたブナがクマゲラの営巣木になりますように』です。

 植え穴を掘ると意外にも条件の良い土で、植樹後の成長にも期待が持てそうな感じでした。今回は割と狭い範囲に密集して植樹しましたが、どうなっていきますかね。みんな大きく育ってくれると良いですね。

 

 

   

   

 最後になりましたが、参加してくださいました皆様、ありがとうございました。スタッフの皆様、お疲れ様でした。