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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

伊豆沼外来魚駆除 今年もスタート

2016年05月26日
仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

 

今年も国指定伊豆沼鳥獣保護区の伊豆沼でオオクチバスやブルーギルの駆除活動「バス・バスターズ」がはじまりました。地元やNPO、高校生など多くの人々が協力して、人工産卵床に産み付けられた卵や、稚魚掬いなど、春から初夏にかけて集中して行うもので、今年は5月22日から6月29日までの毎週日曜日に行われる初日に参加してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

バス・バスターズの面々は、事前に設置してある人工産卵床の産卵の有無の確認、三角網で稚魚の群れ探しなどを行いました。この日は、人工産卵床1基で産卵を確認。稚魚の群れも確認、一網打尽?になるよう、丁寧に三角網で掬いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年5月のAR日記では、150基の人工産卵床のうち、17基に産卵を確認していました。今年は、5月22日に産卵の確認1基のみでした。これは長年のバスターズの取り組みの成果だとおもいます。

 

東北地方環境事務所の業務でも外来魚駆除等の事業を行っていますが、2重3重の駆除活動で伊豆沼が昔のような在来魚が多く見られる沼に回復することを願っています。希望の光は、昨年秋、ゼニタナゴが伊豆沼で19年ぶりに確認されました。また今年も確認されることを願って!

バス・バスターズのメンバーも同じように願っていることでしょう。皆様、お疲れ様でした。