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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

クリーンアップ活動と大潟草原野鳥観察会

2016年04月20日
秋田 足利 直哉

 前回の日記でお知らせしていました大潟草原鳥獣保護区でのクリーンアップ活動+野鳥観察会を実施しましたのでご報告いたします。4月17日(日)の天気予報は雨。午前10時以降には激しい雨になる予報でした・・。予定では午前に野鳥観察をして、午後はクリーンアップ活動の予定でしたが天気予報通りだとすると予定通りに実施するのは難しいと考え、前日から天気予報を睨みながらどのようなスケジュールで実施するのが最善か?頭がいっぱいでした。

 

 当日スタッフで検討した結果、野鳥観察も時間を短縮して、お昼までに観察会もクリーンアップ活動も併せて実施する事としました。野鳥観察会は大潟草原野鳥観察舎から南の池公園の間をユックリと歩きながら行い、今期初確認(?)のコムクドリをはじめ27種類の野鳥を観察することが出来ました。この時期は囀りを響かせている野鳥もいて耳でも楽しめる野鳥観察会でした。

  

  

 

  

 やはりというか・・途中で雨が落ちてきましたので歩く速度を速めて野鳥観察舎に帰着し、クリーンアップ活動の準備に取りかかった時には本降りになってしまっていましたが、参加者の方々からの『今日はこのために来たんだ!』という力強い言葉を聞いて気を引き締め直してのクリーンアップ活動でした。

  

 こちらは秋田県自然保護課の方々が担当してくださり、軍手やトングなどの用具の提供をしていただき、大潟村からはゴミ袋をご提供いただいてのクリーンアップ活動となりました。

 参加者とスタッフが野鳥観察舎のある特別保護地区に面した村道沿いの上下それぞれに分かれて落ちているゴミを拾い集めました。我々は毎年繰り返してクリーンアップ活動をしていますし、同じ場所を6月に大潟村の方々がクリーンアップ活動をしてくれているのですが、ゴミが減っている感覚は持てませんでした・・・。中には茂みや側溝の中に隠すように捨てられているゴミもありました。下の写真は側溝の中に数十本まとめて捨てられていた煙草の吸い殻を拾っている様子ですが、枯れ草も混じっている中から全部を拾い集めるのはかなりの時間がかかっていました・・・。

  

 

 こうして集めたゴミは大潟村の廃棄物処理場に運ばれて処分(埋め立て)されます。投棄されず適正に処分された空き缶・ペットボトル、雑誌などであれば皆さんご存じのようにリサイクルされることになりますから大きな違いですね。。下の写真はこの日集めたゴミです。引越のタイミングで出たであろうゴミなども含めて20袋以上のゴミが集まりました・・・。

  

 参加者の皆様、雨の中クリーンアップ活動にご協力いただきありがとうございました。続々とやってきて繁殖を始める野鳥たちもより良い環境で子育てできる事でしょう!またこの日一緒に実施した秋田県自然保護課、大潟村環境エネルギー室の皆様もお疲れ様でした。。