アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」に密着!~後編~
2016年01月15日前回の「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」に密着!~前編~に続き、後編をお届けします。
◆前編はこちら↓
http://tohoku.env.go.jp/blog/2016/01/post_94.html
昼食に山田町のカキを食べてパワーをつけたなすびさんと一緒に小谷鳥地区に戻り、午後の部スタートです。
小谷鳥地区から牛転(うしころばし)峠までは砂利道が約1時間弱続きます。
なすびさんの歩くスピードは砂利の坂道でも衰えることなく、カキパワー健在のまま牛転峠に到着しました!
【牛転峠に到着したなすびさん】
ここから先は、ヤブをかき分けながら十数メートル登り、尾根沿いの踏み跡をたどって陸中海岸自然歩道に合流します。
【歩いてきた小谷鳥地区を眺めるなすびさん】
【これから目指す釜石・箱崎半島方面を眺めるなすびさん】
ここは東日本大震災で発生したふもとの火災が燃え移り木々が焼失した場所。
なすびさんは、ところどころ黒焦げになった木を目にするたびに震災の爪痕を感じながら歩いていました。
夕日が遠くの山に隠れ、薄暗くなった道を歩くこと約50分。無事にゴール地点の旧タブの木荘(船越園地)に到着しました。
薄暗くなってしまい、写真を撮れなかった海岸線と黒島(通称:ライオン島)の様子を別の日に撮影した写真でお届けします。
【海岸線トレイルコース】
タブの木自生北限地とされている「タブの大島」が望めます。
【黒島(通称:ライオン島】
みなさんは、ライオンに見えますか?それとも...?
想像を膨らませて考えてみると楽しいですね。
最後になりますが、今回ガイドに送迎にと大変お世話になりました山田町観光協会のみなさまに感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
【今回歩いた場所の地図】
1日なすびさんに同行させていただきましたが、ガイドの方から被災状況を伺い、その地域のことを知ろうとする真剣なまなざしに、終始被災地への熱い想いが伝わってきました。
また、行く先々で出会った方々と交流を楽しんだり、写真撮影に応じたりする姿が印象的で、なすびさんの温かみのある人柄が溢れ出ていました。
なすびさんが、みちのく潮風トレイルを南下し続ける様子は下記Facebookで見られます。
◆更新中!「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」はこちら↓
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