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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

つなげよう、支えよう森里川海 ミニフォーラム in 大潟

2015年12月25日
秋田 足利 直哉

 現在、全国各地で実施され、あるいは実施が予定されている『つなげよう、支えよう森里川海 全国リレーフォーラム』の一環で12月19日(土)、環境省主催で、大潟村の共催を得て『つなげよう、支えよう森里川海 ミニフォーラム in 大潟』が開催されました。

   

 『つなげよう、支えよう森里川海』の詳細はこちらをご覧ください。

 http://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/index.html

   

 大潟村で開催されたフォーラムの「地域の取組報告」はコガムシの会:今野克久氏、大潟村干拓博物館名誉館長:高橋一郎氏、馬目川上流部にブナを植える会:阿部淳氏の3氏に発表して頂き、渡り鳥観察会を大潟村の自然を愛する会:堤朗氏と私が担当しました。

 発表は上記サイトで詳しく報告されることと思いますので、私からは担当した野鳥観察会についてご報告いたします。

     

 マイクロバス2台で村内の野鳥生息地を回ります。普段の野鳥観察会では探鳥しながら方々を巡って野鳥を観察して回るのですが、今回は時間も限られており、地元で活動している堤さんと相談しながら特に見てもらいたい2箇所に絞って観察会を実施しました。

 

 最初は会場の大潟村干拓博物館の目と鼻の先の距離で採餌していたハクガンの群れの観察。周りにヒシクイとマガンも見られて一目三種の観察が出来ました。周囲には既に先客のバードウォッチャー、農作業中の方もいて、オジロワシが上空を通過したりとガン達があまり落ち着きが無く・・・しばらくしたら飛んでしまいました。

 

 続いてカモが大群で見られる場所へ。広い干拓地ですから移動にも時間が掛かりますが、その間はイラストを使って解説やら、観察情報などをお話しして観察場所へ。ざっと2万羽くらいはいたでしょうか?大半がマガモで次いでオナガガモ、カルガモ、コガモなどがいて、トモエガモも確認できました。此処でも観察中に突然カモ達が乱舞しだして観察は終了。どうやらオジロワシが出現してカモ達が逃避していたようです。

 この観察会ではマガン、ヒシクイ、ハクガン、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、トモエガモ、ハシボソガラス、ミヤマガラス、オジロワシ、トビ、ノスリなどが観察できました。トータル1時間程で2箇所に絞った観察でもこれだけの観察が出来ます。

 最後になりましたが、共催頂きました大潟村の高橋村長始め職員の皆様、ご参加頂きました皆様、どうもありがとうございました。お陰様で実りある機会となりました。これからもよろしくお願いいたします。