アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
冬の五色沼 スノーシューイベントを実施しました!
2015年02月23日皆さんこんにちは
裏磐梯の渡部です。
2月も半ばを過ぎ、裏磐梯の雪も水分を多く含んだ大きな粒の雪が降るようになってきました。皆様のお住まいの地域では春の足音が聞こえるようになったでしょうか。
さて、今回の日記では2月15日に行われた自然ふれあいイベント『冬の五色沼 スノーシューハイキング』の様子をお伝えします。
各班の様子と毘沙門沼流入口
スノーシューハイキングには15名の方がご参加くださいました。裏磐梯地区で活躍しているパークボランティアの皆さんの案内で、五色沼自然探勝路の竜沼またはみどろ沼までスノーシューを履いて散策しました。天気はあいにくの雪模様で、動物の足跡も消えてしまいましたが、散策中はときおり晴れ間も見えキラキラと輝く沼がとてもきれいでした。
冬の自然散策の醍醐味はスノーシューを履いて、道を外れて歩くことができることです。
今回の散策では雪の時季でしか見ることのできない沼にも足を運びました。
パークボランティアの皆さんが『苔沼』と呼んでいる沼
五色沼自然探勝路沿いで見られる代表的な沼の他、正式な名前がついていないような沼をみることができます。
五色沼自然探勝路は磐梯山の噴火によってできた流山が多く、地形が複雑になっています。一人では道に迷ってしまうような所もガイドさんがついていれば安心です。裏磐梯にはたくさんのガイドの方がいるので、連れていって頂くと一層裏磐梯での楽しみが増えるのではないかと思います。
毘沙門沼では沢山の水鳥も観察できました。オオバンやヒドリガモ、ヨシガモの他、下見の時にはいなかったコハクチョウも来てくれていました!
水鳥を観察する参加者の皆さん
普段は一人や二人でパトロールに行くことが多い五色沼自然探勝路ですが、今回は皆さんと一緒に沼や実、水鳥などいろいろなお話しをしながら歩くことができてとても楽しかったです。
裏磐梯はこれから春を迎え、ミズバショウや新緑が美しい時期を迎えます。春、夏、秋、冬、四季を通して美しい自然を楽しむことができます。自然探勝のほか様々なレクリエーションを楽しむことができるのもこの地域の特徴です。ぜひ裏磐梯に足を運んでいただけたらと思います。
冬の五色沼 スノーシューハイキングにご参加くださった皆様、雪の中お越し下さり誠にありがとうございました。とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。
また、ガイドをしてくださったパークボランティアの皆様、関係機関の皆様、ご協力くださり、ありがとうございました。
最後に、パークボランティア募集についてお知らせです!
現在、裏磐梯自然保護官事務所では裏磐梯地区で活動してくださるパークボランティアの方を募集しています。
活動は磐梯朝日国立公園裏磐梯地区の五色沼自然探勝路を中心に、美化清掃や巡視活動、外来生物の防除作業、自然解説等を行っています。
パークボランティアに興味のある方、パークボランティアになりたいという方のご応募をお待ちしております。
詳しくは東北地方環境事務所ホームページをご覧ください。
http://tohoku.env.go.jp/pre_2015/post_3.html