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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

山田町でモニターツアー開催しました!~復興エコツーリズム事業~

2015年02月05日
宮古 古館 百合子

みなさん、こんにちは。

前回のアクティブレンジャー日記でお知らせしました、山田町での復興エコツーリズムモニターツアーの様子をお伝えします。

モニターツアーの参加者は10名。当日の朝に降っていた雨もあがり、太陽の日差し降り注ぐ中でツアー開始!

ツアータイトルは「山田の楽しさ見て触れて!!人・海・祭り!3つ揃って山田町エコツアー」で、キーワードは「山田湾」。

山田町中心部が見渡せる丘や、地元の漁師のガイドで海上から、さらに海の幸の収穫作業の一部を体験し、魅力あふれる山田湾を伝えるツアーとなっています。

まずは、地元の漁師のガイドによる「山田湾クルーズ」!海上から震災の爪痕が残る海岸線や、カキの養殖棚を間近で見学しました。

カキの養殖棚の見学では、ガイドが育てているカキの養殖棚へ船を近づけ、1年ものと3年もののカキの大きさの比較に、ガイドが海中からカキを引き上げると参加者も興味津々。「カキは何を食べて育ちますか?」など質問が飛び交いました。

ちなみに、カキはプランクトンを食べて育つそうです!

船から降りると、カキがいくつも密着して1つの塊になっているものを、1つ1つ切り離す作業とカキの殻むき体験です。
漁師ガイドにカキを切り離すポイントを教わり、最初は手慣れず苦戦していた参加者もだんだんと慣れてきて夢中になっていました。

また、カキの殻むき体験では「カキの塊を切り離すよりも難しい!」と話しながらも、参加したみなさん、きれいにむいていました。

体験も一段落し、待ちに待ったお昼ごはんの時間!

昼食は、山田町名物の「わかめラーメン」とカキ・ホタテなどの海産物の蒸し焼き。


写真のとおり、わかめラーメンの特徴は麺の色。わかめが麺に練り込まれているため、きれいな緑色をしています。

ラーメンの上にホタテなどをトッピングして海鮮ラーメン風にする方も!会場はあっという間に海の幸の香りに包まれました。

ツアーの中では、山田町のお祭りの映像も流しました。実は、この映像も今回のツアーのキーワード「山田湾」と関係があり、お祭りで、みこしを担いだ人々が山田の海に入っていく海上渡御が行われるのです。

映像でお祭りの歴史を振り返りながらスタッフが自信の体験談を交えながら語ります。郷土芸能の虎舞や海上渡御が映し出されると、語りにも熱が入ります。郷土愛が強い方が多く、この山田のお祭りを見るために帰省する人も少なくないそうです。

参加者の中には山田町のお祭りに訪れた方もおり、一気に祭りムードに。初めて知る方も興味深そうに見入っていました。

昼食後は、神社のある高台へ向かい、登りきると山田湾や復興に向けて日々姿を変えつつある町の中心部が見渡せました。

スタッフが、復興に向け日々変わり続けている山田町の復興の様子についても触れ、最後に町の復興を祈願してツアーを締めくくりました。

夏に行われたモニターツアーの反省会では、スタッフの緊張が参加者にも伝わっていた様子だった、参加者とスタッフの交流の時間をもっと持てたら良かった、などの意見があり、今回のツアーは参加者と交流する時間を増やしました。そのためか、ツアー中は参加者とスタッフとの心の距離が近く、お見送りの際には参加者がスタッフに駆け寄り感謝の気持ちを伝える場面も多く見受けられ、終始和やかな雰囲気に包まれていました。

ツアー終了後は振り返りを行い、良かったところ・もっと工夫が必要なところ・今後の目標など様々な意見を出し合い、スタッフの結束を深めました。

モニターツアーに参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

最後に...。ツアー後に撮影した山田湾の夕暮れ。

途中雪が舞うこともありましたが、最後まで天候も味方になってくれました!