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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

マガンの季節

2014年10月03日
仙台
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。
今日は久々に、国指定伊豆沼鳥獣保護区の話題です。

今年の初雁は9月13日に31羽が、伊豆沼に帰ってきたそうです。いつもより1週間早く、びっくりでした。その後、どんどん大きな群れが飛来しているのかなと期待して、9月26日に調査を行ったときのことです。空を見上げても、耳を澄ましてもそれほど、マガンの声はしません。真っ先に旅の疲れを癒すいつもの田んぼに行ってみました。約800羽が落穂おついばんだり、休んでいました。じっくり見ていると、4~8羽位の家族と思われるグループがその田んぼめがけて降りていています。

そして、10月2日に調査のため、伊豆沼に向かいました。沼が見え始めるころから、車の窓を全開、群れ飛ぶマガン、鳴き声が響いています。

仲間を見つけて沼に降りてきています。まだまだ、ハスが繁茂し、降りるのに適した水面は少なく、限られたところに集中しています。

旅の疲れを癒すがごとく、沼で水浴び、休息、食事と思い思いに過ごしているようです。

特別保護区内の田んぼにも、マガンがいっぱい!この日伊豆沼周辺では約8000羽、9月26日の10倍に増えています。約1週間でどんと増えています。マガンの増加と共に、観察者も増える季節でもあります。

観察者の皆様へ
地元の生活されている方々に迷惑にならないよう、マナーを守って観察をお願いいたします。