アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
平成26年度 朝日連峰保全協議会 合同保全作業
2014年09月11日
羽黒
9月6日(土)~7日(日)に平成26年度 朝日連峰保全協議会 合同保全作業が開催され、事務局として参加してきました。平成21年度より毎年行っている合同保全作業は6回目を数え、今年は朝日連峰のオツボ峰周辺で実施となりました。
【オツボ峰周辺】
作業地のオツボ峰周辺は標高約1500~1600mで、以東岳に至る登山道沿いです。風衝地といわれる、尾根沿いで強風が吹き付ける地帯です。冬期に雪が降っても風で吹き飛ばされ、ほとんど積雪がなく、雪で保護されないため非常に低温となる厳しい自然環境です。
【荒廃の様子】
ここでは登山道に雨水が集中することにより道が掘れ、さらに掘れた脇を登山者が歩行することなどによって登山道の侵食や拡幅が進行しています。そのため、今回はまず、侵食と土砂の流出を抑制し、土砂の安定化を図るために、土留工を中心に作業を行いました。資材は同じ朝日連峰の風衝地である三方境で成果をあげている、ヤシ製のネットや土嚢、繊維を主に用いりました。
【事前の資材荷上げで揚がった資材】
たくさんの方々のご協力で、総量約120㎏もの資材が人力で荷上がり、作業に使用することができました。
【作業の様子】
通称ヤシロール工法。耐久性の優れるヤシ製ネットにヤシ繊維や土砂を詰め、ロール状に巻いて土留に用いります。雨水の流速を落とし、流れ出る土砂を捉え堆積させます。地形に合わせて設置でき、風衝地に微地形を作り出すことで植物も生えやすい結果が確認されています。
【タキタロウ調査(池に浮かぶ白い点が調査ボート)の様子】
眼下に広がる大鳥池では、幻の巨大魚タキタロウ生息調査がちょうど行われており、作業の合間に調査の様子も見ることも。
【ふりかえりの様子】
作業終了後には、各班に別れて作業していた全員が集まり、ふりかえりを行いました。班長より施工意図や工法の説明を行い、参加者全員で共有を図りました。その後、講評や意見交換の後、適宜手直しを行いました。
【集合写真】
今回の作業には、朝日連峰を愛する12団体25名の参加がありました。二日間共に晴天に恵まれ、秋の爽やかな風を受けながら予定していた作業を終えることができました。
来年度以降も作業地の検証を続け、今後は緑化ネットの敷設など、次の段階の保全作業を予定しています。作業にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
【オツボ峰周辺】
作業地のオツボ峰周辺は標高約1500~1600mで、以東岳に至る登山道沿いです。風衝地といわれる、尾根沿いで強風が吹き付ける地帯です。冬期に雪が降っても風で吹き飛ばされ、ほとんど積雪がなく、雪で保護されないため非常に低温となる厳しい自然環境です。
【荒廃の様子】
ここでは登山道に雨水が集中することにより道が掘れ、さらに掘れた脇を登山者が歩行することなどによって登山道の侵食や拡幅が進行しています。そのため、今回はまず、侵食と土砂の流出を抑制し、土砂の安定化を図るために、土留工を中心に作業を行いました。資材は同じ朝日連峰の風衝地である三方境で成果をあげている、ヤシ製のネットや土嚢、繊維を主に用いりました。
【事前の資材荷上げで揚がった資材】
たくさんの方々のご協力で、総量約120㎏もの資材が人力で荷上がり、作業に使用することができました。
【作業の様子】
通称ヤシロール工法。耐久性の優れるヤシ製ネットにヤシ繊維や土砂を詰め、ロール状に巻いて土留に用いります。雨水の流速を落とし、流れ出る土砂を捉え堆積させます。地形に合わせて設置でき、風衝地に微地形を作り出すことで植物も生えやすい結果が確認されています。
【タキタロウ調査(池に浮かぶ白い点が調査ボート)の様子】
眼下に広がる大鳥池では、幻の巨大魚タキタロウ生息調査がちょうど行われており、作業の合間に調査の様子も見ることも。
【ふりかえりの様子】
作業終了後には、各班に別れて作業していた全員が集まり、ふりかえりを行いました。班長より施工意図や工法の説明を行い、参加者全員で共有を図りました。その後、講評や意見交換の後、適宜手直しを行いました。
【集合写真】
今回の作業には、朝日連峰を愛する12団体25名の参加がありました。二日間共に晴天に恵まれ、秋の爽やかな風を受けながら予定していた作業を終えることができました。
来年度以降も作業地の検証を続け、今後は緑化ネットの敷設など、次の段階の保全作業を予定しています。作業にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!