アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
みちのく潮風トレイルのPRで歩く大学生の裏側に密着!
2014年09月05日
宮古
ただいま東北の太平洋沿岸部を2班4名ずつに分かれ、北は青森県八戸市、南は福島県相馬市から、みちのく潮風トレイルのPR隊として大学生が歩いています。中間地点であり、ゴールでもある岩手県大船渡市の恋し浜駅を目指します。日々の様子をfacebookにてアップしていますので、すでに見たよ!という方もいらっしゃるかもしれません。南下チームはこの4人!
左から高橋さん、姫田さん、森さん、佐藤さん。私も岩手県普代村~田野畑村までの行程を同行しました。出発地点は普代村の普代郵便局です。準備体操もして、カッカッとこけしの杖の音を刻みながら歩き始めました!
歩いてまもなく普代水門がありました。この水門は15.5mあり、普代村では行方不明の方が一名出ていますが、多くの方々の命・生活を守った水門です。「上に登ってみる?」と佐藤さん。その声に続いて3人も登り始めました。上に登ると一台のショベルカーが稼働している姿が見えました。復興に向けて進む被災地を4人は見守っていました。
再び歩き始めると、普代村の職員の方が声を掛けて下さり、近くで小学生に向けて震災学習をしているとの情報をいただいたので、行ってみると、当時水門を閉めていた消防の方が話していました。途中からではありましたが、震災当時の貴重なお話や、資料をいただくことができました。
歩き始める準備をしていると、普代村の職員の方が駆け寄ってきて「まだまだ長いけど、頑張って」と激励をいただきました。また、身につけていたバッジが気になった4人。「えんぞー&すっきぃ」という、普代村のアンテナショップのPRキャラクターで、「えんぞー」(頭の長い方)は塩蔵昆布、「すっきぃ」(頭の四角い方)はすき昆布をイメージして作成したキャラクターでした。普代村の職員の方から説明を受けると、大学生からは「かわいい!」と声も上がっていました。
さらに歩みを進めていると、ステキな出会いがありました。一台の大型バスとすれ違った際、大学生がバスガイドの方はじめ、乗客の方に手を振られるという場面がありました。彼らも負けないくらい大きく手を振り返します。「私たちが新聞に載ったこともあり、『新聞見たよ』などと声を掛けて下さる方が今でも多い、励みになる」と高橋さんは話していました。さらに、トンネルを抜けると…!!
私たちの目の前に、誰かが袋を点々と置いて去っていきました。何だろう?と近寄って開けてみると…先ほど普代村の職員の方が付けていたバッジではありませんか!!仕掛けていたのは、先ほどお会いした普代村の職員の方でした!「頑張って」という意味も込めて4人分プレゼントして下さり、みなさん喜んでいました。
この日歩いているところは、みちのく潮風トレイルのコースの中でも、ハードコースになるであろう、と言われているところ。最初は舗装された道でしたが進むにつれて、徐々に自然を肌で感じられる場所へと変わっていきました。大きな岩を間近で見ながら歩く海岸沿いの遊歩道、手掘りでできたトンネル、森の中にある長く続く階段、岩に掛けてあるはしごなども渡っていきました。
普段はこのような自然に囲まれたところを歩く機会がない、と言っていた4人。最初は「こんなところを行くのか!」と戸惑っている様子も見受けられましたが、徐々に楽しみを見つけて歩みを進め、午後6時頃、田野畑村の机浜に到着。この日は1日行動をともにしましたが、朝よりもたくましくなっているように感じました。
行程の折り返しを過ぎ、残り1週間ほどとなりました。この歩いている様子はface bookにて日々更新しています。過去の投稿もご覧いただけますので、そちらもぜひチェックしてみて下さい。
facebook あるいて、つないで、みちになる
“https://www.facebook.com/bokurano.shiokazetrail”
手掘りのトンネルではコウモリと遭遇したり、大学生が通ると聞いて道の草刈をして待っていてくださった地元の方々から激励を受けたりなど、様々なステキな出会いがありました。葉っぱのこすれる音、土の匂い、潮風を全身で感じながら、人の温かさや、その土地の歴史・風土に触れることができるのがトレイルの魅力の一つです。
地域をはじめ、訪れる方々から愛されるトレイルコースとなるように取り組んでいきます。
左から高橋さん、姫田さん、森さん、佐藤さん。私も岩手県普代村~田野畑村までの行程を同行しました。出発地点は普代村の普代郵便局です。準備体操もして、カッカッとこけしの杖の音を刻みながら歩き始めました!
歩いてまもなく普代水門がありました。この水門は15.5mあり、普代村では行方不明の方が一名出ていますが、多くの方々の命・生活を守った水門です。「上に登ってみる?」と佐藤さん。その声に続いて3人も登り始めました。上に登ると一台のショベルカーが稼働している姿が見えました。復興に向けて進む被災地を4人は見守っていました。
再び歩き始めると、普代村の職員の方が声を掛けて下さり、近くで小学生に向けて震災学習をしているとの情報をいただいたので、行ってみると、当時水門を閉めていた消防の方が話していました。途中からではありましたが、震災当時の貴重なお話や、資料をいただくことができました。
歩き始める準備をしていると、普代村の職員の方が駆け寄ってきて「まだまだ長いけど、頑張って」と激励をいただきました。また、身につけていたバッジが気になった4人。「えんぞー&すっきぃ」という、普代村のアンテナショップのPRキャラクターで、「えんぞー」(頭の長い方)は塩蔵昆布、「すっきぃ」(頭の四角い方)はすき昆布をイメージして作成したキャラクターでした。普代村の職員の方から説明を受けると、大学生からは「かわいい!」と声も上がっていました。
さらに歩みを進めていると、ステキな出会いがありました。一台の大型バスとすれ違った際、大学生がバスガイドの方はじめ、乗客の方に手を振られるという場面がありました。彼らも負けないくらい大きく手を振り返します。「私たちが新聞に載ったこともあり、『新聞見たよ』などと声を掛けて下さる方が今でも多い、励みになる」と高橋さんは話していました。さらに、トンネルを抜けると…!!
私たちの目の前に、誰かが袋を点々と置いて去っていきました。何だろう?と近寄って開けてみると…先ほど普代村の職員の方が付けていたバッジではありませんか!!仕掛けていたのは、先ほどお会いした普代村の職員の方でした!「頑張って」という意味も込めて4人分プレゼントして下さり、みなさん喜んでいました。
この日歩いているところは、みちのく潮風トレイルのコースの中でも、ハードコースになるであろう、と言われているところ。最初は舗装された道でしたが進むにつれて、徐々に自然を肌で感じられる場所へと変わっていきました。大きな岩を間近で見ながら歩く海岸沿いの遊歩道、手掘りでできたトンネル、森の中にある長く続く階段、岩に掛けてあるはしごなども渡っていきました。
普段はこのような自然に囲まれたところを歩く機会がない、と言っていた4人。最初は「こんなところを行くのか!」と戸惑っている様子も見受けられましたが、徐々に楽しみを見つけて歩みを進め、午後6時頃、田野畑村の机浜に到着。この日は1日行動をともにしましたが、朝よりもたくましくなっているように感じました。
行程の折り返しを過ぎ、残り1週間ほどとなりました。この歩いている様子はface bookにて日々更新しています。過去の投稿もご覧いただけますので、そちらもぜひチェックしてみて下さい。
facebook あるいて、つないで、みちになる
“https://www.facebook.com/bokurano.shiokazetrail”
手掘りのトンネルではコウモリと遭遇したり、大学生が通ると聞いて道の草刈をして待っていてくださった地元の方々から激励を受けたりなど、様々なステキな出会いがありました。葉っぱのこすれる音、土の匂い、潮風を全身で感じながら、人の温かさや、その土地の歴史・風土に触れることができるのがトレイルの魅力の一つです。
地域をはじめ、訪れる方々から愛されるトレイルコースとなるように取り組んでいきます。