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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

企画展 in大潟草原野鳥観察舎 第二四半期分

2014年08月18日
秋田
 お盆も過ぎて、通勤時間帯に混雑が見られるようになってきました。段々夏休みモードも終わりが近づいてきたという事でしょうか?


 お盆の頃を過ぎると、周囲の自然も移ろいを見せるようになります。このところ・・見られる花は秋の花になってきましたし、ブナの森の主役も花からキノコに変わってきました。また渡り途中と思われるシギチドリ類も見られるようになってきました。これから徐々に渡りの鳥たちが増えていくことでしょう。

 更には夏鳥として飛来した野鳥たちはほぼ繁殖を終え、今年巣立った幼鳥の姿も多く見られています。繁殖活動をした親鳥に今年生まれた幼鳥たち。更に渡りの野鳥たちも増えてくるとなると、今は野鳥観察のチャンスと言えるでしょう!!
 そこで(←無理矢理な感じもしますが・・・)、5月7日の日記で紹介した第一四半期分に続いて、第4弾から第6弾までの第二子半期分のイラストを紹介します。
 

 第4弾は第3弾に続いて比較的観察しやすいカモ類の♂を6種まとめたもので、第3弾で取り上げなかった淡水ガモを描いています。実際の観察会では2枚併せて使えるかな?と思っています。


 第5弾はカラス5種類を描きました。すべて秋田県内での観察記録がある種です。「カラス」とまとめられるのが一般的かも知れませんが、実は全身(ほぼ)黒いカラスもこの様に種類が違ったりもするのです。主に秋~初春の野鳥観察会で活躍することでしょう。


 第6弾は白いサギ6種の夏羽を描いた物です。一番上のクロサギ白色型が見られる可能性はかなり低いかも知れませんが、それ以外のサギは大潟村やその周辺で観察できる種ばかりです。この時期は既に冬羽に移行しているものも多くなっていますが、これを掲示していた頃には多くの方が自分が観察した個体と比較するために利用してくれたようです。


 現在は大潟草原野鳥観察舎に第7弾と第8弾を掲示中です。もちろん現在、観察可能な種を多く描いているものです。いずれまた第三四半期分を紹介するかも知れませんが、是非お越しいただいて実際にご覧頂いて、野鳥観察にお役立ていただければ幸いです。


 大潟草原野鳥観察舎は土日祝日が開館日となっていて、午前9時から午後3時まで職員がいます。観察路も整備したてで歩きやすくなってますよ!!今は保護区内のコロニーで繁殖したサギ類と草原性の鳥類たちが観察できるはずです。是非、大潟草原鳥獣保護区にお越しください。